新三河タイムス社

愛知県豊田市にある新聞社。豊田市、みよし市の情報を発信。

新三河タイムス第4502号(2013/10/31発行)

国道153号豊田北バイパス起工 渋滞緩和も空洞化懸念
豊田市内を縦断する国道153号「豊田北バイパス」の本体工事が始まる。矢作川に橋がかかる現場で行われた起工式に出席した太田稔彦市長や片桐副知事、八木哲也衆院議員、地元県議、市議らは「東名や東海環状と一体となって地域活性化につながる」と期待を寄せた。一方、足助地区ではバイパスができたことで紅葉時期以外の来訪者が減ったようにクルマ社会の同市で中心市街地を通過するクルマが減れば「魅力的なものを作らなければ空洞化する」と懸念の声も…
20131031起工式
国際競争力向上へ
平戸橋下流に新橋

豊田北バイパスは、都心の通過交通の流入を抑えることで国道153号の渋滞緩和、交通安全の確保、沿道環境の改善などを目的に計画された幹線道路。勘八町-上原町-同155号をつなぐ南北6・8㌔。完成すると「豊田外環状」の1部を構成する。総事業費は約342億円。05年には東海環状道・勘八ICへのアクセス道として約1・1㌔区間が暫定2車線で開通している。
 着工した第二工区は、扶桑町-上原町の2・9㌔区間。現在の平戸橋の下流300㍍付近にかかる「(仮称)第2平戸橋」はシンプルなデザインを予定。道路も橋も片側二車線となるが、暫定的に片側一車線で供用開始。
 工事に当たっては06年度に事業化し説明会や用地買収が進められてきた。政権交代やリーマンショックの影響で着工の遅れはあったが、用地買収は順調に進み、12年度末で約8割を終えた。
 同工区には矢作川を渡る390㍍の橋梁建設や名鉄三河線を潜るため線路の一時付け替えなどの大規模工事があるため完成までには時間がかかり、国交省は完成予定時期を明らかにしていない。
 起工式で来賓からは「製造業日本一の同地区の物流ルートの核ができ、国際競争力の向上につながる」などのトヨタ支援が強調されたが、震災時の避難ルートとしての役割も期待される。ただ、東海環状道の誕生で岐阜県にトヨタ系の工場などが進出したこともあり、道路の利便性向上で自治体間競争は激しくなる。
【後藤真一】


豊田加茂歯科医師会 予防には検診必要
川原会長 条例制定を強調
20131031歯科医師会
6月に豊田加茂歯科医師会の第37代会長に就いた川原英之会長(61)=美里。一般社団法人に組織替えする重要な年にトップに就き「会員の日常の歯科治療に加え、保健活動に力を入れていきたい」と抱負を語る。
 同会では現在、歯科検診を増やすため歯科保健の条例化を市に働きかけている。市が市民の健康づくりを総合的に推進するため策定した「健康づくり21」で歯の健康については「年に1、2回かかりつけの歯科医に検診を受けること」と位置付けられているものの、市民への周知が徹底されていないのが現状。「すでに全国40自治体で条例が制定済み。市も1つの窓口として健康部をつくったが、まだバラバラの状況。条例制定で一本化を図り、充実させたい」と意欲を燃やす。
 新体制への移行に伴い役員の若返りを図った。「ベテランの先生ばかりだと組織や考え方が硬直化する。若いなりにやりたいことがあるので、一旦リセットし心機一転して取り組みたい。若い先生の意識改革にもつながる」と訴える。その一方で各委員会には経験者を配置し、若い役員をサポートする体制を整えた。
 自身は35年前に市内73番目として開業。5年後には県歯科医師会に出向した。若手の歯科医師会活動離れが進む中、活動に力を注いできた。「先輩の先生が支えてくれたお陰。過去を知らないと未来は語れない。歴史を知った上でいまの市の施策がどうできたのか、そのあり方も語れる」と振り返る。また「県に出ていくと利害関係がなく歯科行政について本音で意見をぶつけ合え、勉強になる。日常の診療から一歩外へ出て領域を広げることで視野も広がる」と若手に呼びかける。
 現在乳児から中学までは定期的な検診があるなど歯科行政は整っているが、19-40歳までは未整備。「40を過ぎると虫歯などで歯を抜く件数が極端に増える。毎年必ず検診を受けるシステムをつくる上でも条例化は絶対に必要」と強調する。
 【経歴】1952年9月5日生まれ。崇化館中、東郷高、朝日大歯学部卒。趣味のダイビングは50の手習いで夫婦で始めた。
【後藤真一】


香嵐渓 秋の深まり紅葉で体感
1日からまつり「ご利益めぐり」も同時開催
20131031香嵐渓
秋の深まりと共に訪れる紅葉の色付きに合わせ、豊田市足助町の香嵐渓で1日、「もみじまつり」が始まる。期間中はイベントに加え、足助の町並みを回る企画も用意。主催の足助観光協会(鱸雅守会長)は「日に日に移りゆく紅葉の色付きで秋を体感してほしい」と呼びかけている。31日まで。
 毎年県内外から多くの観光客が訪れる県内随一の紅葉スポット。飯盛山ほか、広さ25㌶の敷地一帯を約4000本のモミジが赤く染める。種類は「イロハモミジ」と「オオモミジ」が中心。
 観光協会によると、今年のピークは例年並みの11月20日前後を予想。昨年は10年に1度のあたり年で、色濃く鮮やかに輝いていたという。今年も夏の猛暑に加え、今後の冷え込み具合によっては昨年同様の色付きを楽しめる可能性がある。
 巴川に架かる「待月橋」や香積寺に続く「もみじのトンネル」など同地特有の絶景箇所は健在。期間中は毎日没後、ライトアップするほか、色付き情報をHPで更新する。
 もみじまつりに関連し、地区内のパワースポット11カ所を紹介する「ご利益めぐり」を新たに始める。足助中3年生が自ら作ったマップに沿って案内役を務める。中学生目線で足助の魅力を発信し、生徒の地域に対する理解度を深めたい考えだ。9、10日と16、17日の4日間で、各日午前10時、午後1時の2回。定員は各10人。
 また町内の古民家を見学する「うちめぐり」を同日開催。5月に国の重要文化財に指定された旧鈴木家(紙屋邸)など普段見られない家内部を公開する。午前10時から午後4時。予約不要。
 問い合わせは同観光協会☎62-1272。
【九郎田宏之】


名伸興産 水耕レタス一般販売へ
新規事業で3年前着手 コスト削減が課題
20131031水耕レタス
新明工業グループで、カーリースや各種保険を取り扱う明伸興産(豊田市衣ケ原、資本金2400万円、大嶋日出彦社長)は3年前から新規事業創出の一環としてレタス「拍手活菜」の水耕栽培に取り組んでいる。
 「豊田地区の自動車組立工場が地方に分散され減っている。なんとか新しい活路を見出そうとした」と大嶋社長(61)はきっかけを語る。専門家のアドバイスを受け、水耕栽培に向き、作りやすく需要が高いレタス栽培に着手した。「元々熱水土壌消毒装置を手がけており、その際に豊橋技術科学大学の三枝正彦教授に指導してもらったのが縁でレタス栽培についてもアドバイスしてもらった」
 初期投資は3000万円。同社の従業員3人が携わり、担当の加藤晃弘部長(45)は「農家で栽培したものに比べ、水道、電気、人件費がかさんでいる。いかに差別化して買ってもらえるようにするかが難しい」と課題を語る。「軽作業で老若男女誰でもできる。人件費削減のため、今後はグループ内の定年者やパートなどの働き口として検討していきたい」と話す。
 収穫量は月2000個。トラックの荷台として使用する冷凍コンテナ2棟を改造したクリーンルームで水耕栽培する。入室時はエアーシャワーを浴び、手袋、マスクなどを着用。室内には4段棚を設置、蛍光灯やLEDの光を当て栽培、室温管理も行っている。
 病気や害虫の心配がなく天候にも左右されず、常に安定した品質を保てるのが強み。農薬、添加物は一切使用せず、洗わなくても食べられる。加藤部長は「見た目では分からないが、食べてみると柔らかく、苦みが少ない。野菜が苦手な子どもでも美味しく食べられる」と胸を張る。「根が付いたまま販売している。水を加えれば鮮度が長持ちする。花のようなイメージで飾れ、贈答用にも最適」とPRする。
 企業の株主総会の手土産や、銀行の景品、車検時に顧客に贈呈するなどしていたが、評判がいいので一般用にも販売することにした。現在とよたエコフルタウン(元城町)内レストラン「ホガラカ」の売店、ホテルトヨタキャッスル(喜多町)1階「ウィンザー」入り口周辺で販売。1個300円。
【瓜生佐由紀】


琉球舞踊伝えたい 高上町水野さん母娘3人
豊田市高上町にある沖縄の伝統芸術、琉球舞踊の教室で水野桃子(33)・楓子さん(31)姉妹が熱心に指導をしている。
20131031琉球舞踊1
「沖縄が誇るもの」
2人の母・千鶴子さん(62)は沖縄県出身。桃子さんが9歳、楓子さんが7歳の時に姉妹を連れ沖縄や名古屋で活躍する重要無形文化財琉球舞踊保持者玉城流扇寿会家元の谷田喜子さん、金城美枝子さんに入門した。「娘たちに故郷の文化芸術を伝えたい」(千鶴子さん)。
20131031琉球舞踊2
琉球舞踊は沖縄で継承される3舞踊の総称。1つは約600年前、沖縄が独立国家・琉球だったころ中国からの使者をもてなすために誕生した「古典舞踊」。2つめは廃藩置県で沖縄県となり、踊りを仕事にしていた士族たちが職を失い生活のために街で古典舞踊を親しみやすく砕き、リズミカルで賑やかに踊るようになった「雑踊り」。3つめは戦後古典舞踊や雑踊りを元に異文化を取り入れ作られた「創作舞踊」。
 同舞踊は伝統の継承と質の低下を防ぐため、資格制度を取り入れている。水野さん親子3人も厳しい審査を経て教師の資格、千鶴子さんは師範の資格を取得。さらなる向上を目指し今も月に6回家元の下へ稽古に通っている。
 取材当日は「古典舞踊」を見学し「雑踊り」を体験した。前傾姿勢とリズムを刻む足さばき、しなやかな手の動きなどが特徴。心地よい音楽とともに沖縄の文化を体感した。7年間続けている今井美紀さん(38)=百々町=は「衣装の柄のビンガタが好きで始め、楽しく続けている」と話す。
 琉球舞踊の魅力について楓子さんは「独自の音階で奏でられた音楽と雰囲気、伝統工芸品の衣装を身に付けて踊る素晴らしさ」と言い、沖縄県芸術大と同大学院で8年間学んだ桃子さんは「沖縄が誇るもののトータル」と語る。
 千鶴子さんは「沖縄の大変だった時代を琉球舞踊は支えてきた。大切に伝えていきたい」と熱っぽく訴えた。
 3人は教室の指導や公演のほか、祝い事やパーティーの余興でも披露するなど精力的に活動している。
 問い合わせは同教室☎88-2124。
【岡田さち代】

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イベントガイド(今週号掲載分)

◇「吹奏楽フェスティバル」
26日、豊田市民文化会館(小坂町)豊田加茂吹奏楽連盟の定期演奏会で58回目。出演は次の通り▽中学 豊田市小原・上郷・美里、みよし市三好丘・北・南▽高校 衣台、豊田、豊田北、豊田西、豊田東、豊田南、科技高豊田▽一般 豊田楽友協会吹奏楽団。10時開演。無料。文化振興財団☎31-8804。

◇「市史講座 稲武の縄文時代と民俗の世界」
27日、稲武交流館(稲武町)。県埋蔵文化財センターの川添和暁氏が「縄文時代の稲武」、可児市役所の松田篤氏が「稲武と山の民俗」を語る。10-12時。当日受付60人。無料。市史編さん室☎36-0570。

◇「花の環・○・話 いけばな池坊展」
28日まで松坂屋豊田店8Fサンシャインホール(西町)。師匠から弟子に伝えたいことを表現した師弟席や日々の暮らしの中で気軽に生けたい自由花の青年部席コーナーを設置し約440瓶が並ぶ。池坊豊田支部☎52-0040。

◇「とよたハウジングガーデン催事」
26、27日、とよたハウジングガーデン(秋葉町)。ハッピーハロウィン。26日はわんわん動物園がやってくる。27日はハワイフェスティバルと住まいづくり相談会。同施設☎37-7588。

◇「秋のぶらコロモ ぐるめぐり編」
12月27日まで近代の産業と暮らし発見館(喜多町)発着。挙母の歴史とともに昔から続く店や下町グルメを巡る。1時間と2時間の2コース。月曜休館。9-16時。無料。申し込み不要。同館☎33-0301。

◇「センチュリー室内管弦楽団定期演奏会」
26日、豊田市コンサートホール(西町)。序曲「コリオラン」や交響曲第6番「田園」などベートーヴェンを演奏。14時開演。全自由1000円。高校生以下無料。未就学児入場不可。増田さん☎27-5414。

◇「介護入門講座 知っておきたい制度と実態」
11月17、24日、とよた男女共同参画センター(小坂本町)。いざ家族に介護が必要になった時に困らないように知っておきたい制度と実態を学ぶ。1回目は市介護保険課職員を講師に介護の基礎知識と介護費用。2回目は市社会福祉協議会基幹包括支援センター職員を講師に具体的な事例から問題解決方法を学ぶ「介護の実態について」。両日とも10-12時。市内在住在勤で両日参加できる20人を募集(多数の場合抽選)。無料。申し込みは31日まで。同センター☎31-7780。

◇「子ども発達センター市民公開セミナー」 
11月16日、豊田福祉センター(錦町)。児童精神科医で子ども発達センター長の高橋脩氏が「子どもの育ちを支えるために-その理解と支援」をテーマに語り、「地域で支える子育て」のシンポジウムを開催。10-15時。無料。先着500人。申し込みは31日まで。市福祉事業団☎32-8980。

◇「防災講演会 過去に学び現代を点検し大震災に備える」
30日、みよし市文化センターサンアート(三好町)。名古屋大学減災連携研究センター長(名古屋大学教授)の福和伸夫氏が語る。18時45分-20時40分。無料。みよし市防災安全課☎32-8046。

◇「三井アーツ 歌声喫茶」
25日、三好丘あおばの三井アーツ。なつかしい歌やヒットメロディなどを生伴奏で歌う。13時半-15時。500円。同施設☎0561-36-6323。

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わが街わが人~生きがい~

知り合った「縁」大切に
太極拳講師 阿部千恵子さん

20131024わが街わが人

豊田市南部・西田町の地域文化広場で行われている「健康太極拳」が60代の団塊世代を中心に好評を得ている。講師を務める安部千恵子さん(61)=住吉町=は10年前に習い始め、2年半前から教室を開講。「太極拳を始めて体調がよくなった。心も明るくなり元気になった。習っていた時にいい仲間と出会い支えられた経験があり、体験したことをみんなにも体験してほしい。共に学ぶことでさらに深められ、自身のためにもなる」と魅力を語る。
 安部さんは元々武術に興味があり、30代のころは合気道をやっていた。年を重ねると肉体的に大変なため中断。その後太極拳を知り始めた。
 太極拳は副交感神経が有効に働き、リラックス効果が得られると医学的に立証されている。教室では2つの型を行っている。
 「八段錦」は中国に古くから伝わる健康養生法の一つで、腹式呼吸でゆっくり手足を動かす。1段から8段まであり、段ごとに効能が異なる。「24式太極拳」は24ある形をつなげて行う武術で、「鶴」と「蛇」の動きからヒントを得ている。24式行うとすべての経絡を開き、全てのツボを刺激するのと同じ効果が得られる。
 どちらもゆっくりした呼吸、動きで誰でもでき、リンパ、気、血液の流れがよくなる。足腰を使うのでバランス感覚が鍛えられ、健康予防に役立つ。2つの型を繰り返し行うが、安部さんは「毎回新しい発見があり不思議。仲間と一緒に行うことも重要。楽しんでもらい、知り合った縁を大切にしたい」と強調する。
 会員18人のうち男性は6人。休憩時にはお互いを「くん」「ちゃん」付けで呼び合い和気あいあいとした雰囲気だ。受講歴2年半の福岡恵美子さん(65)=清水町=は「人との輪が広がる。深い呼吸法などを教わりイライラや日常のストレスを忘れられる」。宇山直子さん(62)=清水町=は「元気な顔を見ると自分も元気が出る」と話す。
 安部さんは「誰が先生、生徒ということはなく、人生の先輩。自分は太極拳を早く始めただけ。経験豊かな人ばかりで勉強になる」と優しく微笑む。毎水曜2時半から4時。☎52-4579。
【瓜生佐由紀】

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新三河タイムス第4501号

初の地域政策懇親会 自民愛知11区支部
自民党愛知県第11選挙区支部(豊田市神田町、八木哲也支部長)は各種団体からの要望をワンストップで受け付ける初の「地域政策懇談会」を今月から始めた。八木氏が衆院議員になったことで政権与党とのパイプができたことをアピールするのがねらい。八木支部長は「衆参のねじれが解消され、これまで続いた『総論賛成、各論反対』の決められない政治からの打破を鮮明にしたい。スピーディーな政策実現で国民の幸せを実現したい」と強調した。
20131024自民愛知11区支部

与党とのパイプアピール 八木支部長「スピーディーな政策実現へ」
20日に豊田市福祉センター(錦町)であった中小企業団体向けの地域政策懇談会。自民愛知県11区の八木支部長をはじめ、倉知俊彦支部長代理、三浦孝司副支部長、都築繁雄副幹事長代理、天野弘治会計責任者ら幹部をはじめ、豊田・みよし市議ら12人が出席する中、豊田市鉄工会の関係者が訴えた。
 「豊田市の中小企業は優秀。しかし、東京・大田区の中小企業は独立した形で得意分野を生かして取り引きしているが、この地区はデンソー系、アイシン系など『縦』の系列で『横』の連携がまったくない。上は1社だけ。いい時、悪い時関係なくトヨタの影響が大き過ぎる。国内生産300万台のうち210万台が西三河でというが、2008年リーマンショック前の6がけ。海外メーカーも参入する中、海外に打って出られない小規模企業をしっかりみていただかないと生きていけない」。
 現場から感じる切実な思いに対して八木支部長は「小規模事業者を守る法案を現在策定中。素案を渡すので、現場の立場から補足をお願いしたい。いずれにしても時代の大きな変わり目を迎え、新たな枠組みが必要だ」と積極的に対応することを約束した。
 地域政策懇談会は、国土・建設農林水産、経済・商店街、中小企業関係団体、生活衛生安全関係団体など業種ごとに分けて各団体の現場の声を吸い上げ、整理した上で国政、県政、市政へ橋渡しするもので、11月中旬をめどにまとめる。その後予算編成を経て、来年3月までにすべて回答する方針だ。
 この日、八木支部長は「三本の矢のうち『成長戦略』がまだ緒がついていない。皆さんの声を反映していきたい。野党を経験した自民は中小企業のうち9割を占める小規模事業に光を当てて手を差し伸べる政策を具現化する」と述べた。
 八木氏は所属する部会以外の会合にも出席するなどして積極的に意見。積極的に人脈を培っており、その仲間が先日豊田市を訪れ、エコフルタウンなど環境施策を視察した。昨年12月の衆院選では日本一強固といわれる労組を基盤に選挙で圧倒的な力を見せる古本伸一郎氏に肉薄したが、衆参のねじれが解消され、政策が通りやすくなったことを目に見える形でアピールすることで「小選挙区で勝たないと真に地域から信任を受けたわけではない」と選挙戦で訴えた八木氏の次期衆院選に向けたロードは始まった。
【後藤真一】


木下トヨタ元副社長お別れ会 横山氏 友人代表であいさつ
東海中・高の同級生「誇り、無念だ」
 元トヨタ自動車副社長で、7月に筋萎縮性側索硬化症(ALS)という難病で67歳の若さで死去した木下光男氏のお別れの会が18日、ウエスティンナゴヤキャッスルであり、トヨタ自動車の豊田章夫社長、豊田章一郎名誉会長をはじめトヨタグループや名古屋財界のトップら1150人が故人をしのんだ。
20131024お別れ会
木下氏は瀬戸市出身。東海中・高校、東大文一を経て、1968年トヨタ自動車工業入社。専務を経て、05-09年に副社長。その後はトヨタ車体会長、豊田通商会長を歴任。ALSを患い、昨年からトヨタ記念病院で闘病生活を送っていた。
 あいさつしたプリウスの生みの親として知られる内山田竹志トヨタ自動車会長は人事畑で活躍した木下氏を「トヨタ労使の絆を一層強め『組合は会社の鏡、会社がよくならなければ組合も良くならない』と言い続けた。『競争力の源泉は現場にある。現場の人は喜んでくれるか。現場の士気が上がる策を打て』と誰よりも現場を大切にしていた」と同時期に副社長だった同氏を称えた。加留部淳豊田通商社長も「軽妙洒脱な人柄で難しい話もユーモアの中にスパイスを利かせて指摘していた」としのんだ。
 中・高以来の友人の横山真久横山興業社長があいさつした。(要旨は次の通り)
 「同級生の誇りだったみっちゃんが志半ばで亡くなり無念だ。豊通会長として中部財界をけん引すると期待していた矢先の難病。見舞いに行くとパソコンのボードで『横山、よく来てくれた』と温かく歓迎してくれた。中学時代、瀬戸の君の家、豊田の私の家で遊んだ。高校時代、白樺湖畔のラーメン店で『コショウをひと瓶かけて食べたらタダにしろ』と言ってまずいと言いながら完食したひょうきん者。名大の合格発表に来てくれ自分のことのように喜んでくれた。トヨタ就職後はメキメキと頭角を現し、マドンナと結婚。夫婦4人でゴルフを回った。長男の結婚式の仲人を頼みに行った時は『今時仲人なんて』と言いつつ快く引き受けてくれた。副社長になると記者会見でテレビに登場する機会も増え、白くなった髪を染めるかと言っていたね。子どもは成人したもののまだやり足らなかったことも多かったと思う。無念でならない。遠くない日、天国で君と三波春夫の歌を歌い飲みたい」。
【後藤真一】


「太鼓」を通じ挑戦続ける人生を
やはぎ会みよし主催 女性奏者朱泉さんが講演
20131024太鼓
女性ならではのしなやかで美しい太鼓が定評の女流太鼓師・龍桜流やぐら太鼓の龍桜朱泉さんが21日、三井アーツ(みよし市三好丘あおば)で和やかな雰囲気の中、太鼓を通した人生を語った。
 県の男女共同参画セミナー受講生らで構成される「やはぎ会」みよし地区が主催。同地区単独で初めての講演会。輝く女性を取り上げた。
 趣味として始めた太鼓が少しずつ頻度を増し大切なものになっていった。小柄で筋力が少ないことを活かしてしなやかに魅せる太鼓を目指し、自身の太鼓を見出した。主婦であり妻でありながら太鼓を続ける生き方を選び、チャレンジし続ける人生を語った。
 素晴らしい太鼓の演奏も鑑賞し、ワークショップで実際に太鼓を叩き、会場は大いに盛り上がっていた。
【岡田さち代】

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イベントガイド(今週号掲載分)

◇「とよた子ども造形フェスティバル」
19、20日、豊田スタジアム(千石町)。市内の小中学校、特別支援学校、こども園、幼稚園、保育園の子どもたちが「伝えよう つくる喜び あふれる思い」をテーマに工夫を凝らして制作した作品を展示。9-17時。市教育センター☎48-2051。

◇「高齢者医療」
19日、豊田産業文化センター(小坂本町)。豊田地域医療センターの中野浩理事長が「高齢者の検診を考える」を語る。14時開演。申し込み不要。無料。豊田地域医療センター☎34-3094。

◇「親子天文教室 アイソン彗星がやってくる」
20日、とよた科学体験館プラネタリウム(小坂本町)。天文アドバイザーの浅田英夫氏が年末に見られる今世紀最大級のアイソン彗星を解説する。13-14時。定員100人。参加費300円。同館☎37-3007。

◇「むもんまつり」
11月3日、高町の無門学園。障がい者のダンスチームや地域の小中学生のダンスチームなど出演。無門学園のハンドベルチームも演奏。地域の小学生と一緒に作り上げたコラボアート作品展示や地域の大学生作家のプリントによるオリジナル小物販売、無門福祉会開所25周年による25㍍の長巻寿司を制作。10時半から14時。同施設☎45-7883。

◇「とよたハウジングガーデン」
19、20日、とよたハウジングガーデン(秋葉町)。ハロウィン縁日とジャンボかぼちゃの重さ当てクイズ。19日はわくわく乗り物広場。20日はウルトラ6大ヒーローがやってくると住まいづくり相談会。同施設☎37-7588。

◇「おもしろ光工作をしよう」
11月23日、とよた科学体験館ワークショップルーム(小坂本町)。愛知工業大工学部電気学科電気工学専攻准教授中野寛之氏から「花が消える?」光の反射の科学マジックと「虹が浮かぶ!」ビーズを使った装置を作り、光の分光現象を学習。10時-11時40分。小学生対象(小学3以下は保護者同伴)先着20人。参加費400円。申し込みは10月19日10時から同館で☎37-3007。

◇「フェルト作品展」
17-21日。日進市米野木町のギャラリー「森の響」。みよし市在住の横関千恵子さんと豊田市在住の水野美代子さんの作品展。10-18時(最終日は15時まで)。同施設☎00561-73-8763。

◇「歌謡シンガーソングライター ユージンライブ」
20日、刈谷ハイウェイオアシスオープンテラス。元教員で豊田市在住のユージン(鎌田雄二さん)の演奏。県内ミュージシャン数組もゲスト出演。13-17時。同会場☎0566-35-0211。

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わが街わが人~若者~

脱サラ後米作りのとりこ
「たかおか農産」代表 都築 聡さん


20131017わが街わが人

農産物直売所「産直プラザ」(西町)店頭で毎週火・土曜に販売する「たかおか農産」代表、都築聡さん(30)=若林東町=の米が来店客の間で人気を集めている。正午までにはほぼ完売するほどの売れ行きだ。
 元商社マン。退職して東京から帰省していたところ、定年後に趣味で「農ライフセンター」(四郷町)に通う父親に勧められ、研修生になった。「若者が飛び込んだら生き残れると思った。1年やってみたらサラリーマンよりよっぽど面白く、やりがいがあった」と振り返る。勤め人時代と異なり、「手を加えただけのものができ、サボればサボった結果がでる。勉強のしがいがある。農家はいい人が多く、会社のようにギスギスしてなく楽しい。米が冷蔵庫に満タンになり売れて減ってくのが嬉しい」と訴える。
 「野菜は儲けを出すのに莫大な土地がいるし、1つに傷があったら売り物にならない。米なら1粒虫に食われてもはじくことができる」と米を選んだ。新米として売り出せるのは年末まで。9月に収穫、年末までの短期間で収入が得られるのも大きな魅力だ。
 田んぼの広さは2万平方㍍でナゴヤドームのグランド面積とほぼ同じだ。土地は借地で、コシヒカリ、モチモチ感のあるミルキークイーン、もち米のほか、給食用野菜も栽培。「畑は米の5倍の労働力が必要と言われる。今後は連作できる米を増やしたい」と話す。店頭販売ではミルキークイーンが人気で「来年は量を増やしたい」と意気込む。
 栽培期間中、化学肥料を使用せず植物性肥料を使う。収穫量は一反120㌘減るが、品質にこだわる。農薬不使用のものもあり、草は機械か手で刈り取る。「体一つと機械でやっている。続けていくには面積を増やさないといけないが、労働力が維持できるか」と課題を語るが「お客さんからこの米ならパンよりご飯をと言ってもらえ、連絡先が分からないのに調べて買いに来てくれると嬉しい」と笑う。
 高岡地区は土が悪く米が美味くないと固定観念を持つ人がいる。「地元なので逆手を取って敢えてうたっている。高岡産でも美味しいことを知ってほしい。いつか名古屋にも出店したい」と夢を語る。
【瓜生佐由紀】

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新三河タイムス第4500号(2013/10/17発行)

毎年の海外視察5年ぶり復活 市民フォーラムも先行検討中
豊田市議会自民クラブ
豊田市議会の最大会派、自民クラブ(杉浦昇団長、28市議)の7市議が挙母まつり翌日の21日から8日間スウェーデン、オランダへの海外視察に出る。テーマは欧州先進国の環境、高齢福祉政策の実情を把握し市の政策に活かすというもの。市議による海外視察は1968年から一時期を除き08年まで断続的に実施されていたが、同年秋のリーマン・ショックで中止されていた。5年ぶりの〝復活〟だが、杉浦団長は「世界企業トヨタ自動車のお膝元の自治体に政策提言するには必要な活動」と今後毎年実施すると話している。
20131017自民クラブ
「市への提言に必要」杉浦団長
「行くなら自費で」共産市議

 視察に参加するのは、梅村憲夫団長、日恵野雅俊副団長、深津真一幹事以下、河合芳弘、杉浦昇、稲垣幸保、羽根田利明の7市議。
 目的は高齢、障がい者福祉施策の先進地や再生可能エネルギー・スマートシティの欧州での現状を視察し、豊田市の施策の参考にするため。
 オランダ・アムステルダムは09年から「スマートシティ」として25年までにCO2排出量40%削減を目指し、民生(家庭・業務)部門の消費電力の見える化、絶縁ガラスなどでのエネルギー使用の抑制、電気自動車の普及、太陽光発電によるゴミ圧縮機の店舗導入、IT利用による電力融通システムなどを実施。従来からの風力発電、自転車専用道、トラム(路面)バスの活用も視察する。
 スウェーデン・ストックホルムは04年五輪誘致に失敗したが、五輪村予定だった地区を湖畔のエコタウンとして再生させ、10年に欧州グリーン首都賞を受賞した。公共交通、自転車、相乗り車通勤などで炭素排出量削減30-40%を実現した。中でも地下に張り巡らせた廃棄物用シュートで吸引収集したゴミをバイオガスに変換するシステムは威力を発揮している、という。
 自民クラブ団長の杉浦市議は「環境モデル都市に指定された豊田市はエコフルタウンを整備しているが、10年間の期間限定。環境先進都市・豊田のブランドとして発信できるまでにならないといけない。先進地を見てきてできたら政策提言していきたい」と話している。
 自民クラブでは来年度も同様の海外視察を行う予定で、28市議は一期(4年)の間にどこかの国を海外視察することになる。
 豊田市議会の海外視察は68年から85年までは正・副議長らが全国議長会の一員として毎年参加。その後中止され、88年からは市議会特別委員会として十数人前後の市議が断続的に視察。08年まで実施されていたが、同年のリーマン・ショックで市財政危機に陥ったため、中止された。なお特別委視察での一人当たり公費負担は80万円-120万円だった。
 その後、関連の特別委員会が設置され、「世界に開かれた豊田市に海外視察は必要」との答申が出され、市議に毎年38万円支給の「政務調査費」を、今年度から「政務活動費」として毎年53万円に変更された。その際、使途範囲が国内だった調査旅費も調査研究費に変わり、海外も可能となった。
 今回はこの規定を受けた視察だが、具体的には各会派に一括支給される活動費を同クラブで、参加者一人当たり50万円負担し、残りを参加市議負担にする。
 なお同市議会第2会派の民主系市民フォーラム(吉野博子代表ら9市議)も海外視察の検討を行っており、作元志津夫幹事長は「来年早々か来年度になるが、中小企業支援目的で、海外進出している企業や、イノベーション、新事業のヒントになる東南アジアなどになる可能性。参加するのは希望者で数人程度」と話している。
 一方、88年からの市議会による特別視察に反対・不参加で、今回の政務活動費への移行(15万円増額)にも反対し、増額分を受け取っていない共産党の大村義則市議は「陳情などおかしな分野に使えるようになった半面、開かれた議会を目指した市政報告会やアンケート調査などへの使途は制限された。行政の仕組みが異なる海外へ行く意味がどれほどあるのか。会派の判断は妨げないが、行くなら自費で行くべき」と批判している。
【鬼頭直基】


現職の政策ベースに発展
みよし市長選 小野田市出馬 諸団体が推薦

みよし市教育長の小野田賢治氏(62)が11月10日告示の市長選への立候補を表明した。10日、豊田市役所であった記者会見で発表した。市長選に立候補を表明したのは小野田氏が初。理由について小野田氏は「生まれ育ったみよしのため恩返しができればと考えた」と語った。一方、教育長の任期が3年残っていることに触れ「教育面での課題をクリアしたいという思いもあり、随分悩んだ」と胸の内も明かした。
20131017みよし市長選
一部市議は反発 対立候補擁立も
 7日に市議会最大会派の「新世紀の会」(伊藤邦洋会長)、第2会派の「みよし未来の会」(近藤義広会長)、公明党(青木直人代表)からの推薦を受け、出馬を決めた。背景としては市内で影響力を持つ諸団体が候補を一本化した-というのが実情だ。
 会見で小野田氏は具体的な政策案について「今後検討していく」としながら、「久野市長の政策を継承しつつ、発展させていきたい」と語った。
 その上で重点施策に「福祉・医療支援の充実」や「安心・安全なまちづくり」などを提示。市民1人ひとりの生活基盤を強化するため、産業の振興を図るなど住みやすさを追求する姿勢を示した。
 会見には「新世紀」の伊藤会長と「未来」の近藤会長も同席。近藤会長は直前まで会派内から独自候補擁立へ向けた動きがあったことを明かしつつ「みよしは選挙を理由にまちを2分してきた過去がある。そういった姿は望ましくないと考えた。その上で(小野田氏は)過去にとらわれない人」と話した。
 伊藤会長も小野田氏の推薦理由について「行政は未知数だが、多方面からの意見を取り入れつつ、自ら判断できる」と評価した。
 今後は3会派以外の市議にも支援を求める考え。清風クラブ(2人)と青雲クラブ(1人)は「行政経験がないので判断できない。応援するかはじっくり話を聞いて決めたい」としながら、「反対する理由はない」と融和的な姿勢を見せている。
 一方、昨年度「新世紀」の会長を務め、今年4月に脱会した日置孝彦議員(翔誠クラブ)は否定的だ。「教育長に就いてわずか1年で辞職するのは無責任。9月議会で私が質問した際も任期を全うすると答弁した。すぐに考えを変えるようでは支持できない。行政能力も疑問だ」と語気を強める。
 ほかにも一本化へ向けた流れに反発する意見や「無投票はよくない」といった声もある。告示日まで残り1カ月を切ったが、小野田氏の正式表明により、対立候補が出馬する可能性も残る。
【九郎田宏之】


挙母祭り19・20日
西町“百年に1度”の晴れ舞台

〝挙母っ子〟の血が騒ぐ400年来の祭り「挙母まつり」が今年も19、20日に豊田市の都心一帯で絢爛豪華に繰り広げられる。樹木地区(旧東町、旧南町、旧本町)と下町地区(神明町、喜多町、西町、竹生町、中町)の8町から華麗な山車計8台が街を練り、挙母神社への曳き込み、再び空を覆うほどの紙吹雪の中、街に繰り出すころ祭りは絶好調に。街が、男たちが(女も)、ワクワクする今年の「挙母祭り」は… 
20131017挙母祭り
8町・5町の「華車」に奉納花火の筒元
祭りは五穀豊穣を祈る挙母神社の例祭として寛永年間(1625-43年)に始まり、飾奉4輌(東、本、中、神明町)、獅子舞(南町)後に逆鉾(西、竹生町)の祭になったが安永7(1778)年には飾り車8輌で街を練り歩く祭りになった。
 絢爛豪華な8輌の山車は1964年に県有形民俗文化財に指定され、市指定文化財にも。紙吹雪の中を掛け声とともに山車が駆ける勇壮さは三河の三大祭りとしても親しまれている。
 今年は19日の「試楽」と20日の「本楽」の2日間行われ、20日夜には矢作川河畔で奉納花火も盛大に打ち上げられる。
 特に8輌の山車を先導する「華車」を受け持つ西町は下町5町の「華車」も兼ねる。華車は毎年各町が順替わりに担うが両方が重なるのは40年に1回。さらに奉納花火を仕切る「筒元」も担当。
 「多分100年に1回あるかないか」と西町2区西部自治区長、奥村峰生さん(57)は話す。
 栄えある「華車」の年だが、西町の山車は1778年以前に造られ、何度も改造された。現在の山車は明治以降、隣町の山車などから部材を譲り受けて造られた。
 上山(屋根)の欄間などに竜、ぶどう、雲、鳳凰のほか、楠木正成の別れなど精緻な彫刻が施されている。赤い大幕も楠公父子が華麗な刺繍で描かれている。「高さは一番だが、部材が細くて華奢。だが最も古い形態」と奥村さん。明治の前に山車がなぜかなくなり、周辺町の山車の古材をもらったので、最古参の山車になったようだ。
 伝統の継承、山車の維持など人も費用も大きな情熱が要る。西町には10曲の祭囃子があり、子供ばやしとして受け継がれている。多い時は90人いたのが最近は40人弱。「登録550世帯だが人口減。自治区内の元城小学区は子供会があるが、挙母小にはない。2次会員として他地区へ出た子供を特別に入れ囃子の練習をしている」と奥村さん。
 部材の保存、大幕などの維持にも費用がかかる。特に刺繍などの修復は数百万円が必要。「市の援助は望めず、皆さんの寄付で賄うのでやりくりも大変」と奥村さん。
 挙母祭りは壮麗さと紙吹雪の華やかさなどから年々観客が増えているが、一方で毎年問題視されるのが大量の紙吹雪問題。祭りの後の掃除が大変で保存会(神谷勝二会長)では毎回、紙吹雪自粛を申し合わせている。
 「まく所を市駅前、豊信前、朝日丘中北の3カ所に絞る、継続的に減量するなどは定着しつつある。まいてすぐ掃除するよう指導している」と神谷会長は話しているが…
【鬼頭直基】


神輿担ぎ棒の手奉納
猿投まつり 地域住民が神事

20131017猿投祭り
 豊田市猿投町の猿投神社で12、13日の2日間、「猿投まつり」が催された。地元住民が伝統的郷土芸能「棒の手」の奉納や「神輿渡御」をはじめ、各種神事を執り行い、無病息災や五穀豊穣などを願った。
 初日の12日には試楽祭が行われた。午後7時半から「神輿渡御」があり、白装束に身を包んだ男たちが3台の神輿を担いで拝殿に並べた。周りを松明で灯された神輿は幻想的で、たくさんの見物客がさい銭を投げお祈りした。
 その後、警護隊が棒の手を奉納。弓や鎌、槍などを使い約1時間、激しい演武を見せた。棒がぶつかり合う音と荒々しい掛け声が境内に響き渡った。
 猿投まつりは16世紀後半に始まったとされ、特に「棒の手」奉納は伝統的。「猿投棒の手保存会」を中心に代々継承されている。
 近藤秀俊会長(54)は「みんなが1カ月間近く夜遅くまで練習し素晴らしい奉納ができた。これからも伝統を守っていきたい」と話した。
【九郎田宏之】


豊野高が地元こども園招く 演劇で防災意識伝授
地域貢献を目指す豊田市渡刈町の豊野高校(鈴木揚一校長 生徒1100人)は11日、地元の渡刈こども園(加納美幸園長、園児178人)の年中、年長園児117人を招き、演劇部や生徒会、ボランティアの生徒らが演劇とクイズにより災害時の対応などを園児らに伝えた。
20131017豊野高校
高校生がオリジナル脚本作成
同校は今年度から県の防災セミナー指定を受け、その取り組みの一環として行った。
 演劇部の生徒10人が子どもたちに分かりやすいようオリジナルの脚本を作成。地震が発生した時に何をすべきかをはじめ、火災発生時やけが人がいる場合の対応などを劇で伝えた。
 脚本を手がけた2年の木佐貫由真さん=竹町=と1年の田中朝実さん=小川町=は「小学校で習った基本を中心に作成した。園児らに伝わっているとうれしい」と話した。
 防災セミナーを受講した1年の田中啓太君=桝塚東町、勝田裕大君=竹町、沢村光希さん=竹元町、近藤佑香さん=住吉町=の4人がクイズを担当。「地震の仕組みを学び改めて怖さを感じた。幼い時から防災の意識を身に付けてほしい」と劇に沿った問題を、絵で選ぶ楽しいクイズで防災の大切さを印象づけた。
 手作りの救急車やかわいい「お猿さん」の登場に、園児らは目を輝かせ身を乗り出して鑑賞していた。楽しい劇やクイズを見せてくれたお兄さん、お姉さんに「また園に遊びに来てください」と元気に言った。
 加納園長は「園でも防災について伝えているが、違う人から違う形で学ぶことができ、いい経験になったと思う」。鈴木校長は「万が一の時に、若い力がどう活かせるかを考えて、地域に向けて『防災』意識を積極的に発信していきたい」と話した。
【岡田さち代】

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イベントガイド(今週号掲載分)

◇「豊田工芸作品展」
10-13日、豊田市民文化会館A展示室(小坂町)。漆、染色、陶芸、ステンド、木彫など19ジャンルの125人が約160点を出展。10-18時(最終日は16時まで)。豊田工芸協会中野さん☎090-8073-0401。

◇「和紙ちぎり絵作品展」
11-13日、豊田市民文化会館B展示室。稲葉せつ子さんが指導する和紙ちぎり絵グループ「紅の会」(川口千代代表)の11人が44点を展示。川口さん☎88-0990.

◇「秋の山草展」
12-14日。百年草(足助町)。ツルニンジンやダイモンジソウ、フジバカマなど約100点を展示。販売もある。9-16時。同会場☎62-0100。

◇「アルツハイマーデーにちなんだ講演会」
12日、市福祉センター(錦町)。国立寿命医療研究所センター内科総合診療部長の遠藤英俊氏が「超高齢社会における認知症の医療とケア」を語り「地域で支えるということ」をテーマにシンポジウムを行う。13時半開演。先着500人。予約不要。市介護予防担当☎34-6984。

◇「とよたハウジングガーデン催事」
12-14日、秋葉町のとよたハウジングガーデン。ハロウィン縁日。12日は仮面ライダー鎧武ショー。13日、ドキドキ!プリキュアショーと住まいづくり相談会。14日、キッズプリンセスファッションショーなど。同施設☎37-7588。

◇「フォレスタ秋の感謝祭」
12日、フォレスタヒルズ(岩倉町)。クラシックカーとモネの「睡蓮」などを展示するアートコーナーと新鮮野菜や地元自慢のスイーツ・五平餅などを楽しむマルシェコーナー。JAZZビッグバンド・ガーデンライブやワンドリンク付2000円の森永理美&YUKIJAZZライブ、1プレートディナー付6500円でジャミン・セブスペシャルライブを開催。同ホテル☎58-3520。

◇「出張相談㏌豊田」
13日、豊田産業文化センター(小坂本町)。名古屋大法学部生サークル「名古屋大学学生法律相談所」が市民からの法律相談を無料で受け付ける。10時半-15時半。同サークル☎052-789-5394。

◇「渡刈クリーンセンター見学イベント」
14日、環境学習施設エコット(渡刈町)。地図を手に清掃工場を自由に見学。10-12時。小学生以下は保護者同伴。参加無料。同施設☎26-8058。

◇「子どもたちが釘を使わない『家』づくりに挑戦」
11月23、24日、藤利建築(四ツ松町)。宮大工の工場で家の骨組み作りに挑戦。両日とも9-17時。小学5年から中学3年で両日参加できる10人を募集。参加無料。10月14日からものづくり

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わが街わが人~夢~

人の心とらえる絵描きたい
イラストレーター・漫画家 葉月ともさん


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「幼い子が切り取っておきたいと思う絵を描きたい。人の心をとらえる絵を描くのは簡単そうで難しい」
 イラストレーターで漫画家の葉月ともさん=松平志賀町=は夢を語る。
 物心ついたころから漫画家になろうと思っていた。高校生の時に集英社のマンガ大賞で入賞、少女マンガを執筆していたところ、通信教育でマンガの書き方を教える「講談社KFSマンガコース講師」の依頼があった。「面白そうだしやってみようと思った。同時期に依頼された1枚のイラストを描く仕事も楽しかった」と当時を振り返る。
 現在は自動車学校や保険商品など企業、個人からの依頼で商品や会社を紹介する広告マンガやイラストを描く。瞳が輝く可愛らしい少女マンガが得意。「絵を描くことは好きだが、仕事となると話は別。クライアントの要望に応え、プラスアルファを加え作品を完成させなくてはならない。言われたままのことを描いていてもダメ」と己に厳しい。
 「ルールの縛りがあるので自由に自分の描きたいものを描けない」と苦労を語る反面、「クライアントに喜んでもらえた時はやったと思う」とやりがいを語る。
 小学生のころから豊田市在住。上京すればもっと仕事はあるが「漫画を描くのは労力、時間、体力が必要。子育て中で家族もいるので今は犠牲にしてまで仕事をしたいとは思わない。ネットが普及しているのでどんな山奥でも仕事はできる」と家族との時間に重点を置く。
 紙上ではなくモニター上のソフトで下書きからペン入れ、色塗りまで行う。仕事は自分で営業し売り込む。「営業力が問われる仕事。集まる時には2、3件依頼があるが、断れば2度と来ない。家族の協力がないと続けられない」と厳しさを語る。
 昨年は米国・ニューヨークで開かれた「100人展」に出展。7月には地元松平交流館で小学生以上対象にイラスト描き方講座を開催した。「ほとんどの子はマンガを描く技法を知らず指導すると上手くなるのが楽しかった」と笑う。今月には作品掲載の雑誌「まちが絵さがし」「年賀状データ集パックプレミアム」を発売。可愛いイラストに優しさがにじみ出ている。
【瓜生佐由紀】

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新三河タイムス第4499号(2013/10/10発行)

みよし市長選 小野田氏で一本化
今日にも出馬表明

11月10日告示、同17日投開票のみよし市長選で、同市の諸団体が現市教育長、小野田賢治氏(62)を候補者とし一本化へ向け最終調整している。出馬は確実と見られ、10日にも記者会見を開き正式表明する。市議会会派を中心に8月後半から候補者選びに奔走してきたが、告示日が1カ月後に迫り、各派が意見を統一。長引いた選考が決着しそうだ。
20131010小野田さん
元教育長 元町長の長男
これまで市議会最大会派の「新世紀の会」(伊藤邦洋会長、8人)と同第2勢力「みよし未来の会」(近藤義広会長、6人)からさまざまな候補者擁立が噂され、9月上旬ごろには選挙戦確実と見られたが、最終的には統一候補推薦でまとまった。その上で政党色が薄く、豊田市での経験も買って小野田氏に絞ったよう。同氏は教育長に就いて1年ということもあり、出馬をちゅうちょするとの見方もあったが、各方面からの出馬依頼を受けて決断した模様。
 小野田氏は1951年4月13日生まれ。同市明知町出身。愛知教育大卒。74年に教員になり、豊田市豊南中や美里中などで教べんをとった。02年には寿恵野小校長を、09年から12年まで末野原中校長を歴任。同市教育委員会専門監ほか、市内の小中学校の校長で組織する校長会長も務めた。昨年10月にみよし市教育長に就任していた。
 85年から93年まで第20代三好町長を務めた故小野田金章氏の長男でもある。金章氏は任期中、文化センター・サンアート(三好町)の建設や中部小の全面建て替えなどに尽力した。
 父子を知る人は性格的に似ていないとしながら、芯が強い部分は共通しているといい、「長年教師の世界でもまれた常識派。行政能力は未知数だが、政治家としての父親の姿を見ているはず」と評する。
 今日にも正式表明する段取りで、ある程度の政策素案も発表する見通しだ。
 8日現在、ほかに立候補表明を匂わせる人物はいないが、小野田氏が正式に出馬を発表した場合、対立候補を立てる陣営、個人が現れる可能性もある。ただ、告示日まで残り時間が少なく、今月17日には立候補予定者説明会もあるため、「無投票になる確率が極めて高い」と有力者らは見る。
【九郎田宏之】


豊田西高出身 専門家集団がコラボ
「相続税」問題 承ります

創立70周年以上の歴史を持つ豊田西高校出身で弁護士、司法書士、税理士などの国家資格を持つ「士業」の8人がタッグを組み1日、「愛知県相続サポート協会」(榊原英喜代表)を発足した。税制改正により2015年から相続税の基礎控除額が引き下げられ、これまで富裕層の問題というイメージが強かった相続税が一般家庭にも影響。それらの問題をワンストップで解決するために立ち上がった。
20131010榊原さん
弁護士、税理士など 15年の税制改正視野に立ちあがる
立ち上がったのは、税理士の榊原さん=東梅坪町=をはじめ、弁護士の松山剛久さん=元城町、司法書士の小野田祥司さん=朝日町、土地家屋調査士の鈴木伸幸さん=岡崎市元能見町、行政書士の浜田浩志さん=貝津町、社会保険労務士の中村浩二さん=広久手町、宅地建物取引主任者の後藤敦司さん=御幸本町、ファイナンシャルプランナー(保険会社)の中村肇洋さん=名古屋市東区。30代半ばから40代半ばの世代の異なる8人。
 ここ数年、豊田地区の「士業」の開業が相次ぎ、加えて豊田西高出身者が多いことから、2年ほど前から親睦を図り、「得意分野を生かしてコラボできないか」との声が高まり、行動を起こした。
 着目したのが「相続税対策」。15年の税制改正で基礎控除額が引き下げられ、相続税の税率構造が変わり、最高税率が引き上げられる。納税「者」も、納税「額」も増加する見込み。
 上表のように、相続人が1人の場合、従来の基礎控除額は5000万円+α(1000万円×相続人数)=6000万円。それが15年1月1日からは3000万円+α(600万円×相続人数)=3600万円。税理士法人の試算によると、相続税の課税割合は全国平均で現在の4%から6%へと拡大。ただし都市部では東京で13・53%、愛知で11・82%まで上昇。東京23区に至っては4人に1人が課税されるという。
 榊原さんは、すぐに相続対策をしなかったことによる不利益として①払わずに済んだ相続税の支払いで代々守ってきた財産を安い価格で手放さなければならなくなった②遺言を作っておけば防げた円満な親戚・家族関係の争いが起こった③亡くなった後に緊急的に対応しなければならずより多くの費用がかかる-などを挙げる。
 これまで相談を受ける時はすぐにでも対策を取らなければならないという差し迫った場合が多く、十分な対応ができないこともあった。法定相続人や費用、相続税はいくらか、など相続に関して不安に思っていることを解消するため、「愛知県相続サポート協会」では利害関係のない第三者として無料相談を行う。
 榊原代表は「相続は初めてのことばかりで分からない上、正確で新しい情報を入手することは困難。官公庁や銀行などへたらい回しにされるのを防ぎ、効率よく問題を解決するのに役立ちたい」と話している。
 問い合わせはフリーダイアル0120-326-701。
【後藤真一】


国連について母校で講演
海陽中2年河合陸人君 クイズ形式で工夫

20131010国連について
豊田市大林小学校(鈴木章夫校長、児童710人)の6年生120人が4日、「国連大使」に選ばれた卒業生から体験談を聞いた。
 卒業生は「少年少女国連大使」として7月にニューヨークの国連本部などを訪れた海陽中等教育学校(蒲郡市)2年、河合陸人君(14)=御幸本町。大林小には30人以上の外国籍児童が在籍、外国の子どもに触れ合う機会は多いものの、文化の違いが伝わりにくいことから活躍する先輩の経験を聞くことで子どもの視野を広げようと行った。
 河合君は寮生活で多忙な中、この日のために準備したスライドを見せながら国連の取り組みなどについて約30分間紹介した。「世界で7人に1人、これは何の数字かわかりますか。慢性的な餓えに苦しんでいる人の数です」などと具体的な数値を挙げ、クイズ形式で分かりやすいように工夫。6年生はメモを取りながら真剣に耳を傾けていた。
 吉田奈央さん(12)=大林町=は「関係ないことと思っていたが、話を聞き身近に感じた」。佐々木歩君(11)=御幸本町=は「今まで何となくは知っていたが、詳しい数字は知らなかった。これからは募金やエコキャップ集めなどやれることをやりたい」と話した。
 プレゼンを終えた河合君は「緊張してかんでしまった。説明の切り替わりが早すぎて書くのが追いつかない子がいた。今後機会があったら改善したい」と感想を話した。
 鈴木校長は「海外へ行った経験を語ってもらい、生徒に刺激を与えたい」と話した。
【瓜生佐由紀】


アイドルグループ仮デビュー
みよし市秋フェスタ ご当地グルメGP初開催

20131010みよしアイドル
みよし市三好町の文化センターサンアートで12日、「オータムフェスタ」が開かれる。商工会プロデュースのアイドルグループ「ピンクフォックス」が仮デビューするほか、ご当地グルメの代表を決める「メシ&スイーツグランプリ」を初開催する。
 ピンクフォックスは市内在住の高校生を中心に14-22歳の女性8人組。フェスタでは有名アイドルなどに歌詞を提供する多田慎也さん作詞の楽曲など2曲をダンスとともに披露する。出演は11時40分ごろ。11月3日の産業フェスタで本格デビューし、来年にはCD販売も予定しているという。
 メシ&スイーツグランプリには市内の飲食店など9店が出場。みよし市産の収穫物を最低1品使い、三好稲荷か大提灯をイメージさせるものが条件。サツマイモとバニラアイスを稲荷で包んだスイーツや、あんこ入り揚げフランスパンを稲荷で巻いたものなどアイデア料理を振る舞う。グランプリには認定書を発行。好評商品は産業フェスタにも出店する。
 鳥居鐐一会長は「アイドルグループにはみよしの魅力を市内外に発信してもらい、特産品づくりで市内飲食店の活性化につなげたい」と話す。
 フェスタは2010年から年に2回、春と秋に開いており、さまざまなイベントを企画する。今回はレトロをテーマに岡崎工業高が製作したトヨタ2000GTの実物大模型を展示。このほか豊田初のプロレス団体「豊田プロレス☆勇気」の試合などもある。
 入場無料。午前10時-午後3時。
 問い合わせはサンアート☎0561-32-2000。
【九郎田宏之】


東海学園大 学生で組織 みよし消防団情勢消防隊
全国出場 大学では初

軽可搬ポンプ操法の全国大会に県代表として出場するみよし消防団女性消防隊(東海学園大学機能別消防団所属)の激励会が7日、尾三消防本部みよし消防署(福谷町)で行われ、選手らは見事な操法を披露した。
20131010みよし消防
可搬操法は、軽可搬ポンプを5人で操作し標的に向け放水するもので、無駄な動きのなさとスピードを競う競技。隊員は実際に操作する5人に加え隊長と補助の2人を含む7人編成。
 全国大会は17日、神奈川県横浜市で41都道府県から代表が集まり、開催される。2年に1回の大会で、今回で21回目。
 メンバーは2年長谷川美結さん=名古屋市昭和区、伊藤理紗さん=土岐市、1年及川理奈さん=大垣市、坂本茉梨子さん=浜松市、安藤美雪さん=尾張旭市、村岸見咲さん=名古屋市瑞穂区、中村友紀さん=豊田市平戸橋町。
 同大(福谷町)経営学部は、2011年から地域やまちづくりを学ぶ加藤ゼミ(加藤實教授)を中心に学生による、災害時の後方支援を目的とする機能別消防団(団員30人)を結成、消防の出初式や市の防災訓練にも参加している。同ゼミは警察官や消防士を目指す学生が多く、防犯パトロール隊(隊員は消防団員を含む55人)も組織し、地域の小学校の下校時間の見守り活動などを実施している。
 出場する女性消防隊は今年4月に結成。大学1、2年生のメンバーらは当初、操法はもちろん消防の規律や礼式なども全く知らなかった。みよし消防署員の指導の下、100時間を超える訓練を重ね、最近では前回大会の上位チームのタイムが出せるようになってきた。
 加藤教授は「大学の消防団が参加するのも、大学生だけで結成されたチームが参加するのも大会初。若い世代が関心を持つきっかけになれば」と話す。
 指揮者の伊藤さんは「基準タイムを出し細かい部分に気をつけて頑張りたい」と抱負を話した。
 大会には久野知英市長をはじめ、市、大学関係者やゼミの仲間らがバスで応援に向かう。
【岡田さち代】

※その他記事については紙面にてご覧ください。


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イベントガイド(今週号掲載分)

◇「だんだんアティックアート原画展」
6日まで岡崎信用金庫資料館(岡崎市伝馬町)。障がいがありながら素晴らしい才能を持つアーティストのデザインの中から各企業に採用された原画約130点を展示。豊田市土橋町の一般社団法人だんだんアティックアート主催☎29-0281。

◇「張濱二胡の調べ」
6日、カバハウス5階ホール(丸山町)。砂漠化防止のため中国植林活動を行う「あすて」の地球緑化プロジェクト・中国植林チャリティーコンサート。国立南京前線歌舞団に在籍し中国全土で活躍する張濱氏の演奏。18時開演。全自由2000円。未就学児は入場不可。同会☎52-0362。
◇「絵本作家 アーサー・ビナードさん講演会」
6日、豊田産業文化センター(小坂本町)。日本語で詩や絵本を書くビナードさんが日米関係と憲法など幅広く話す豊田九条の会講演会。安藤源亮芳友寺住職、けやき通り法律事務所の梅村浩司弁護士、小笠原輝美司法書士、加藤至歯科医師、鈴村病院の鈴村鋼二院長、寺田勝美歯科医、無門学園の野沢恭子園長、渡辺晃純守鋼寺住職が呼びかけ人。14時開演。参加費500円。けやき通り法律事務所☎31-2681。

◇「森林の動物観察」
30日10-16時、まどいの丘・黒坂市有林で「哺乳類による森林被害調査と対策」。11月13日14時半-19時半、保見交流・広幡八幡宮で「夜行性哺乳類ムササビの観察」。11月27日10-15時、市自然観察の森で「森林にすむ冬鳥の観察」。市森林課の北岡明彦氏と自然観察の森の大畑孝二所長を講師に豊田の森林にすむ動物を知る。定員20人。参加費は全3回分3000円。9日までにとよた森林学校事務局へ☎61-1618。

◇「経営革新セミナー」
11日、豊田商工会議所(小坂本町)。ジャイロ総合コンサルティングの大木ヒロシ氏を講師に経営革新事例や方策を学び、自社の経営を見つめ直す。18時半から。要申し込み。先着60人。受講無料。同会議所中小企業相談所☎32-4593。

◇「徳岡めぐみ オルガン・コンサート 能楽とオルガン」
12日、市コンサートホール(西町)。市コンサートホールオルガニストの徳岡さんの企画・演奏で能楽師で観世流シテ方の梅若紀彰さんと能管の竹市学さんを迎えたパイプオルガンと能楽の競演。18時45分開演。全指定2000円(学生半額)。同施設☎35-8200。

◇「とよたハウジングガーデン催事」
5、6日とよたハウジングガーデン。ハロウィン縁日とふわふわプラダンス。6日住まいづくり相談会。同施設☎37-7588。

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新三河タイムス第4498号(2013/10/03発行)

新豊田署10月着工 県内最大の庁舎
20131003豊田警察署
豊田警察署(豊田市錦町1、山口勝弘署長)の新庁舎建設が10月から始まる。
 新庁舎は鉄筋鉄骨コンクリート造7階建てで、建築面積は1479平方㍍、延床面積9330平方㍍。1階が警務、地域課。2階は免許係を含む交通課。3階生活安全課、4階警務課(留置施設)で5階刑事課、6階講堂などで7階が体育場。
 建物工事費は17億5560万円。同署の西側に建てられ2015年7月竣工し、業務開始予定。
 現在、東北に建つ本館(1969年建設、2階建)や増築棟(74年建設)、別館(82年建設、3階建)免許事務棟(70年、2階建)は新庁舎完成後の15年8月から順次取り壊される。すべての工事が終わるのは16年8月。
 同署は刑法犯認知件数全国1が続き、14留置施設も常に満杯で容疑者の身柄を他署に預けるほど。新庁舎の同施設は現在の約3倍になるという。
 完成すると愛知県内では名古屋中署を抜いて最大の警察署になる。
【鬼頭直基】


開業20周年飛躍へ
豊田100%出資 岩倉町のフォレスタヒルズ

トヨタ自動車100%出資の「トヨタアメニティ」が運営する豊田市岩倉町の「フォレスタヒルズ」が1993年7月の開業から今年で20周年を迎えた。この地域では「白い馬車の結婚式」で知られる施設はトヨタ社員の福利厚生施設として誕生以来、社員の健康づくりやコミュニケーション、地域の交流拠点として毎年35万人が訪れる総合余暇施設。2008年に4代目社長に就任した小野政秀氏(63)=岡崎市=に話を聞いた。
20131003フォレスタヒルズ
福利施設として産声  画期的な「労使共同」出資
 -フォレスタ建設の話が持ち上がった経緯は。
 小野 21世紀に向けた「アクションフォー21」という社内構想の中で人事厚生施設を整備しようというプロジェクトがあった。寮や社宅、駐車場も足りなくて立体駐車場を作り、食堂もカフェテリア方式でやろうというプロジェクトの1つに元々社宅用として購入した岩倉渡合地区の有効活用が入っていた。当初保見のスポーツセンターのような施設を考えていたが、折角なら地域の人も使っていただける総合余暇施設をと決まった。
 トヨタ自動車が土地を購入し、同企業年金基金(ホテル棟)、同健康保険組合(スポーツ・テニス棟)、トヨタ労組(流水プール)、トヨタ生協(パターゴルフ場)が共同で出資する話し合いを持った。出資して何かを興す時にトヨタ本体、基金、健保で実施するのが一般的な中で、労組も参画して労使共同でというのは画期的な試みだった。福利厚生という軸で見たとき枠を超えて一緒になっていいものをというのは素晴らしいことだった。
 -開業当時から時代も変化し新たな方向性は。
 小野 20周年を迎え、10年後にホテルの核になるとみられる30人弱の者に新ビジョン策定のプロジェクトを立ち上げ、検討してもらった。開業時の思いの確認や今後どんな形でトヨタや市民に貢献できるのか、社員が仕事を通じて感動する瞬間はどんな時か、10年後にはどんな会社になってほしいかなどについて骨太に議論した。特に多様化するブライダル事業は近年の婚姻件数減、競合施設増の中で従来とは違う独自の新しいスタイルのブライダルを確立することの重要性を再確認。一方で売上構造でブライダル依存から脱却し、宴会レストランを含む料飲部門全体の成長、マネジメント強化など親会社トヨタのよき企業風土をこれからの強みとして取り入れることも新たな指針とし、これから全社員が目指す方向性を共有した。
今後はアクティブシニアの健康拠点へ
 -その中で今後の強化部門は。
 小野 週休2日からレジャーへの関心が高まり、社員だけでなく一般開放することで地域に貢献してきた。高齢社会に突入し、「アクティブシニア」といわれる元気な65-70世代がここを拠点に健康、リフレッシュ、コミュニケーションの場として愛されていってほしい。


三州豚のステーキ串優勝 豊田JCご当地グルメ王座決定
20131003おいでんGP
豊田市版B級グルメの王座を決める地域活性化イベント「第3回おいでんグランプリ」は最終日の29日、豊田スタジアム(千石町)であり、購入者と審査員による投票で「ネギ右衛門豊田店」(前田町)の「とろうま‼三州豚のステーキ串」がグランプリに輝いた。
 豊田青年会議所(川合雄造理事長)が「とよた産業フェスタ」の主要事業の一つとして企画。3年目の今年は「串が食材同士をつなぐように、人と人を結びたい」(豊田JC・矢野栄二郎委員長)と「串」を使うことを条件に、出店者15店が地材を1品以上使い、独自に創作した料理を来場者に審査してもらい、優勝者を決めた。
 購入者には投票用のおはじきが渡され、複数を食べ比べるなどして各自投票した。「三州豚のステーキ」は地元産豚肉を低温でじっくり2時間焼いた後、衣をまぶして揚げる。11月の豊田マラソン会場など市内のイベントで販売される予定。
 おいでんグランプリは28日から始まり、市内外の180ほどの企業、団体が出展した「とよた産業フェスタ」で同時開催された。
【後藤真一】


小原地区を“かかしのまち”に  13日「うめや」 コンテスト参加者募る
20131003かかし
豊田市永太郎町(小原地区)の飲食店「うめや」で13日、かかしづくりコンテストが開かれる。主催者が用意した竹とわらでかかし本体を作るが、飾り付けなどは参加者の自由。ユーモアや独創性を競う。
 地元有志でつくる「あいらぶ小原」(海老沢咲子代表)の企画で4回目。これまでアニメキャラクターを復元したものや屋号の入った「PRかかし」など多数のこだわり作品が誕生した。当日はマキ火を使った調理体験も計画している。
 作ったかかしは12月1日まで国道419号沿いの店舗を中心に展示する。例年渋滞が懸念される「四季桜まつり」では観光客へ息抜きを提供すると共に、首からプラカードをぶら下げるなどして道案内役にしたい考え。昨年実験的に展示したところ多数のカメラ愛好家が集まったという。
 海老沢さん(54)は「地区内の全員が一家に一体かかしを持って同時に展示すれば盛り上がるはず。小原をかかしのまちにしたい」と意気込んでいる。
 あいらぶ小原は2010年に活動を始めた。毎月第2日曜に野菜や衣料を販売する「里の市」を催すほか、毎月地域内の人物やイベントにスポットをあてたA4サイズの通信紙を発行。高齢化や過疎化が進む同地区を市民目線で盛り上げている。
 先着30組。参加費はかかし1体300円。
 問い合わせは海老沢さん☎090-3484-2039。
【九郎田宏之】


土手を赤く染める
愛妻地区 ヒガンバナが見ごろ

20131003彼岸花
逢妻女川の天王橋(丸根町)から男橋(宮上町)にかけての両岸約450㍍の土手で約100万本のヒガンバナが見ごろを迎え、多くの来訪者が赤く染まった土手に見入っている。今月中旬まで。
 ヒガンバナは「逢妻女川彼岸花育成会」(安田重隆会長、会員18人)の会員が丹精して育てた。1995年に宮口上自治区の役員らが発起人となり、散歩や通学などで通行人の多い逢妻女川の土手にヒガンバナを咲かせ楽しんでもらおうと、96年に結成され、植え付けを始め、毎年株を増やしてきた。
 また29日、同会と逢妻中学の生徒が宮上橋付近に休憩所を設置し、小清水小と朝日小茶道部の児童が抹茶とおはぎを振る舞い、訪れた人を楽しませた。
 幼児と散歩に訪れた宮口こども園の保育師小山広海さんは「子どもたちは毎年ヒガンバナが咲く時期を楽しみにしている。今日も真っ赤に咲くヒガンバナを見て、楽しそうに散歩していた」と話した。
 安田会長は「今年は最近の大雨が生育に好影響をもたらし、最高に多くの花をつけ、土手一面に真っ赤な花が咲いている。遠くからでも迫力のある花を楽しめる」と話す。
【岡田さち代】


※その他記事については紙面にてご覧ください。


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