新三河タイムス社

愛知県豊田市にある新聞社。豊田市、みよし市の情報を発信。

新三河タイムス第4480号(2013/05/23発行)

北地区再開発アミューズ業者 ワーナー・マイカルに決定
賃貸で最低集客年間35万人 15年保証
 豊田市駅前の目玉として南開発(コモ・スクエア)に続く「豊田市駅前通り北地区再開発」の西棟のアミューズメント施設に入居する業者を募集していた同地区再開発準備組合(河木照雄理事長=人形の山田屋社長)は15日の理事会でシネマコンプレックス業者のワーナー・マイカル(東京都千代田区、ジェリー・ブラック社長、資本金10億円)を候補者として決定した。20130523北地区
来春までに地権者決断迫られる?!
 同準備組合では2月15日から3月末まで業者参加を募り、全国から4業者が応募。同組合は学識者、豊田市、同組合の計7人でつくる審査委員会(委員長・谷口功椙山女学園大准教授)で提案の優良性、独創性、業者の適性、経済条件などを審査(4回開催)した結果、同社の「安定的に事業継続可能な提案」を評価した。
 提案は西棟5‐8階を2層(計3300平方㍍)に分け、9スクリーン、約1100席のシネコンを設置。3Dや映像に連動して動く座席など最新設備を設ける。売上に応じた歩合賃料を払う「賃貸方式」で想定目標は年間40万人、20年間だが、最低年間35万人、15年間は保証する。
 他の3社は賃貸ではない「運営委託方式」で巨額な初期投資が必要なため、事業内容に大差はなかったが、組合側にリスク負担の少ないマイカルの提案が選ばれたようだ。
 河木理事長は「豊田市駅前に賑わいをもたらす再開発の目玉。鉄道、物販業や周辺に波及効果も生まれ、活性化されるはず」と期待している。
 審査委員会は4月24日に順位を決め、15日の同組合理事会(10人)に報告、全員一致で決定した。今月中に開かれる通常総会にも報告される。
 今後は基本設計、資金計画、スケジュールなど事業計画を夏までに作成、愛知県に再開発組合の設立認可を申請、認可を得た上、秋にも正式な再開発組合の設立総会を開く。
 一方で現在の北地区で商店などを営む地権者(組合員)36人の再開発後の権利変換(残留、売却など)を来年春までに行い、来年度中に建物の解体、新築工事着工にこぎ着けたいとしている。2016年度完成予定。
 再開発は総事業費約190億円だが、国から中心市街地活性化事業の認定を今年3月に受けており、計数十億円を国、県、市からの補助金として受ける見通し。
 昨年6月、事業パートナーの特定業務代行者に「大成建設グループ」を選定。開発面積1・6㌶のうち東棟(26階建)は160戸の分譲マンション、中央棟は老人ホーム(7階建、130床など)、西棟をアミューズメント・商業棟(8階建)として、東棟は三井不動産レジデンシャル(名古屋市)、中央棟は社会福祉法人旭会(尾張旭市)が取得していたが、西棟は未定だった。
 ワーナー・マイカルは、流通業イオンの完全子会社で全国に61館506スクリーン(3月末)を持つ実質、国内最大のシネコン業者。県内には豊川と大高に店舗がある。
 同社は「地域に貢献できるよう、またエンターテインメントに新しいアイデアを提供できるよう努力する」とコメントしている。
【鬼頭直基】


豊田北高で意見交換会
政治への関心を 野田前首相訪問

 豊田市千石町の豊田北高校(林達明校長、生徒1038人)で18日、野田佳彦前首相と生徒の意見交換会があった。生徒は野田氏の総理大臣在任期などまつわるエピソードのクイズや質問を通じて政治への関心を高めた。
20130523北高
自民から校長に抗議も?!
 1クラス数人でチームを組み全クラスが参加。クラス対抗で「政治家という仕事を意識したのは3歳」「5月20日は野田前首相の誕生日だが、1年前の誕生日にオバマ大統領が野田さんに出したのはチーズケーキ」「TPPの正式名称は環太平洋戦略的経済連携協定」など、野田さんや政治に関する○×クイズに生徒が答え、野田さんが首相在任時のエピソードを交えて正解を言う形で進んだ。
 質問タイムで野田さんは「若い世代に期待することは」と聞かれ、「政党を問わず政治に関心を持ち、冷静な目で政治を見てほしい」と答えた。「やり残したことはないか」の質問には「やらなければならないことには全力を尽くした。心残りはない」ときっぱり。
 生徒会長の西川ゆいさん(16)=みよし市三好丘緑=は「最初から堅苦しくなく楽しみながら政治を学ぶという意図で企画し、そのようにできたと思う。ニュースで聞かない話を聞けて楽しかった」と満足げに答えた。
 終了後、優勝チームには直筆サインが贈られた。生徒からは握手攻めを受け、記念写真を収めた。
 古本氏は「半年前まで国の方向を決めるトップを務めた野田さんの生の話を聞くことで将来の方向性について深く考えるきっかけにしてもらいたい」と話した。
 
 古本氏が豊田市で野田前首相の講演会を開催するにあたり、「若年世代に政治への関心を高めてもらいたい」と訴えていた野田氏の意向をくんで働きかけ実現した試み。学校側としても政治への関心が希薄化する中で思惑が一致した中で開催に向け動いたが、高校は県立高校。政治(政党)が教育現場に入ることや、参院選を控えて時期も微妙だったため、校長は県教育委員会と細かいやり取りをした。
 その前に名鉄トヨタホテルであった野田氏と古本氏との語る会は前撮りしてすぐに報道陣はシャットアウト。その後の会見も当初2人が応じると言っていたのだが、前日になって古本氏だけの対応に変更された。
 ただ、高校での意見交換会については純粋な学校の思いとは別に、自民内ではさまざまな意見があり、新任校長に猛抗議があったとかなかったとか…。国の舵取りを担うトップが高校生と交流を図る機会はなく、生徒にとっては別の“政治”とは無関係に有意義な機会を得たようだ。
【後藤真一】


美里中 夏祭りや清掃活動に積極参加
地域活動について地元区長と意見交換

 中学生が地域の交流活動などについて地元区長と意見を交換する会が16日、豊田市美里中学校(山田光夫校長、生徒672人)で開かれた。地元自治区長14人と3年生生徒代表20人が参加し、活発な意見が交わされた。
20130523美里中学
 授業風景を観た後、区長らは生徒と給食を一緒に食べながら清掃活動や夏祭りなどの地域の行事に参加する人数や役割分担について打ち合わせた。
 生徒たちが自ら地域のために考えた活動に対し、区長からは「部活動で忙しいとは思うが、大会予定を事前に把握して地区内に住んでいる生徒全員が参加できるようにしたい」「避難訓練では車イスの誘導をしてほしい」などと活発な議論が交わされた。鈴木将司君(14)=野見山町=は「環境美化活動について分からないことが聞けたのでみんなにしっかりと伝えたい」と話した。
 同校では9年前から「地域に愛され、地域に貢献できる美里中生」をスローガンに掲げ、地元の福祉施設でのボランティア活動や清掃活動、夏・秋祭りに参加。体育祭や文化祭などにも地域住民を招いている。昨秋の交流館祭りには総勢200人が参加し、受付やもてなしなどに汗を流した。
 同校校長赴任3年目だが、若いころ同校に20年近く赴任し地域事情にも明るい山田校長(59)は「地域に対する関心のなさが当たり前の社会になっている中、子どもたちが地域の一員としての自覚と、地域に役立つことで達成感や喜び、故郷意識が芽生える機会となっている」と話した。
 その後の校長との懇談会では各区長から「昭和40年代に自動車関連で全国から移り住んできた我々世代には田舎がある。今の子どもたちを見ていると希薄。100年先を見据え、大人とのふれあいの中で美里が故郷と思えるまちづくりをしていきたい」(美里3区長・藤原力司)、「昨年こうしたから、今年はこうしたいと積極的な意見が出て、とても感心した」(東山自治区長・越本政雄)、「中学生がいることを前提に活動が成り立っている。感謝の気持ちを表すことで子どもの自信や達成感を得られるようにしたい」(美里4区長・松谷稔康)などの意見が出された。
【後藤真一】


葬儀業「フューネ」三浦社長が著書 「終活」で後悔しない今を
 葬祭業地場大手のFUNE(豊田市小坂町)の三浦直樹社長(37)がこのほど葬儀に関するさまざまなことをまとめた著書「感動葬儀。心得箇条」を出版した。多くの死と向き合う中で感じた持論を展開するとともに、日本で受け継がれている葬式文化継承のため知っておいてほしい雑学などを提唱。その上で「終活」の必要性を説いている。
20130523三浦さん
文化継承へ“例外だらけ”の現状解説
安心の生前信託契約も紹介 
著書は195㌻で、4章構成。「終活」をメーンに「死から見つめる生」をテーマに据えた。
 高齢化社会を迎える中、三浦社長は「自分が何歳で亡くなるのかと死を具体的に想定することが必要」と提言。本質的に終活は生前に死後の準備をすることを意味するが、同時に後悔のないよう生きることにもつながると主張する。
 このほか、昨今増えている「家族葬」や「孤独死」などが招く各種社会的に問題提起に加えて、葬儀式と告別式の違いなど葬儀にまつわる雑学についても解説している。
 また、同社が考案した信託機能を使った新たな葬儀システム「安信託葬」の仕組みとメリットなどを記した。最終章では同社のこだわりや先進的な取り組みなども紹介している。
 発行したのは、同社が2011年全国葬儀社納得度ランキングで全国1位を獲得(週刊ダイヤモンド誌調べ)したのがきっかけ。そこから自身がインターネット上でつづる「ブログ」(豊田ブーログ内)が全国各地の同業者の間で評判になり、経営ノウハウを紹介してほしいと東京の出版社から依頼があった。ブログの内容を加筆訂正し、一般消費者にも分かりやすいよう工夫した。
 三浦社長は親の死に直面する確率が高まってくる40代や、自身の死を意識し余生について真剣に考え始める60代を中心に読んでほしいといい、「百人百様の葬儀がある。葬儀の本質を知ることで『自分らしい最期』を考えるきっかけにしていただければうれしい」と話している。
 三浦社長の著書「感動葬儀。心得箇条」は、全国各書店ほか、インターネット通販サイト「アマゾン」、「楽天」などで注文可能。
 問い合わせは同社℡0565‐35‐3535。
【九郎田宏之】


豊田発明クラブ世界一へ
みよし北中 茅野峻佑君 久野市長に必勝誓う

20130523発明クラブ
 豊田市ジュニアマーチングバンド(今井康夫団長)の入団式がこのほど高岡公園体育館(中田町)で行われ、小学4年生から高校1年の13人の新メンバーが加わった。
 同団体は1995年に設立。毎年3月の定期演奏会を始め各種イベントやスポーツ大会などに参加している。昨年は三河大会、東海大会を経て全国大会にも出場した。メンバーは小学4年から22歳までで、今年は新入団員を加えた83人で活動していく。
 今井団長は「市の音楽文化のシンボルとなるよう頑張ってほしい。新入団員は早く先輩を追い越せるよう練習に励んでほしい」とあいさつし、新入団員代表の川井紗央さん(中1)=今町=は「今日からジュニアマーチングバンドの一員。1日も早くみんなと仲良くなれるようにしたい」と話した。
【岡田さち代】
 

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