新三河タイムス社

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わが街わが人~社会貢献~

83歳 教室、奉仕も全皆勤
こども園に生け花提供 鈴木千恵子さん


20140206わが街わが人

鈴木千恵子さん(83)=豊栄町=は、長年にわたりこども園の玄関に花を生け、癒しの空間作りに尽力する。
 岡崎市出身。結婚を機に豊田市へ移り住んだ。生け花との出会いは岡崎市の教会。名古屋市から先生を招き生け花を教えてくれると聞き「華道山月」1期生として習い始めた。77年に教授資格を取得、自身の教室を開講した。名古屋、安城、岡崎市などを担当し、多い時には約150人の生徒を指導。華道山月の講師としては70歳で定年を迎えたが、01年から始めた自宅教室は現在も続けている。
 ボランティアを始めたのは、小学校時代担任だった先生が定年後、児童養護施設で勤務していたのがきっかけ。「男性なのに下の世話をしているのを見て大変だなと思い、花を生けては帰った」と当時を懐かしむ。これを機に念頭に置いていた華道山月の開祖の教えである、社会を花で明るくする「花による天国化運動」を実践している。
 76年から旧市児童相談所内に生け花を奉仕。94年からは「藤藪こども園」(豊栄町)に週1回、生け花を奉仕。現在も続けている。「こども園の学芸会に招待してもらったり、喜んでもらえることが嬉しい。園長と話ができるのも楽しい」と瞳を輝かせる。
 鈴木さんの紹介で生徒の中には、こども園や小学校などに生け花を奉仕している人も少なくない。20日には大林小でボランティアに貢献した人たちに感謝する「ありがとう集会」に招かれている。
 06年に「NPOとよた天翔福祉フォーラム」(高井徹朗代表)に入会。会員として市内の老人介護施設約50カ所への慰問活動に参加。50歳ぐらいで習い始め、得意とする詩吟を披露している。「出かけていくことで自分も元気がもらえる。みんなに見てもらい喜んでくれると活力が出る」と優しく微笑む。
 教室もこども園の奉仕も今まで1度も休んだことがない。「体調が悪くて休んだ日は1日もなかった。骨折しても教えていた。姑が厳しくボランティア活動を苦労と思ったことがない」と笑顔で語る。趣味は91歳になる夫とのドライブ旅行。これからも元気に活動を続けていく。
【瓜生佐由紀】

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