新三河タイムス社

愛知県豊田市にある新聞社。豊田市、みよし市の情報を発信。

わが街わが人~生き方~

妻の就職機に自ら選択
ニュージー留学 主夫歴2年 林俊介さん


20140529わが街わが人

 主夫歴2年の林俊介さん(33)=志賀町=は仕事に励む妻に代わり、家族のため日々の家事に奮闘している。3歳と5歳になる2児の父。子どもに手を焼き苦労も多いが、「かわいい時期に子どもと一緒にいられる時間が楽しい」と幸せオーラがあふれ出る。「仕事では味わえない充実感が得られるので機会があれば体験してほしい」と熱く語る。
 だが、「厳しい現実に苦悩することもある」と胸の内を明かす。近年育児や家事に積極的な男性を指す「イクメン」が定着し、抱っこ紐やオムツ替えする男性を見かけるものの、日本では妻が家事をするのが当然という風潮に変わりない。『主夫』という存在はまだ世間的に理解されていない。彼の妻と近所に住む自身の両親に「よき理解者であり、常に自分を支えてくれている」と感謝する。新米主夫にスポットを当てた洗剤のCMが放送された時には驚き喜んだ。「励まされた全国の主夫は多いはず」と笑う。
 主夫の傍ら、交流館などで地域の子どもたちに得意の英語を教えている。2年前、生徒2人で始めた講座は口コミで参加者が増え、今年度はすでに定員オーバーになるほど盛況。主婦との貴重な情報交換の場でもあり、人懐っこい性格がママのハートをつかむ。「子どもの成長を見られるのが嬉しい。英語は繰り返し継続すれば聞き取れるようになるのでお母さん自身にも学んでもらい、日常的に使ってほしい」と呼びかける。
 地元豊田北高卒業後、英語を勉強するためニュージーランドの大学に留学。通称は「ジャスティン」で、日本でも年齢の垣根を越えて通称で呼ばれている。卒業後は帰国し、留学先で出会った妻と結婚。食品会社で働いたり、学習塾の塾長として経営しながら講師を務めたりして生計を立てた。
 転機は妻の第2子出産後。妻が働くことになり、適材適所で彼が主夫の道を選択した。現在、将来自宅で子ども向け英語塾を開く夢に向け、簿記とファイナンシャルプランナーの資格を取得。保育士の夢もあり、保育士資格の取得も目指す。「職業を聞かれたら、『主夫です』と胸を張って答え、さまざまなことにチャレンジしていきたい」と意気込む。
 【高瀬】

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