新三河タイムス社

愛知県豊田市にある新聞社。豊田市、みよし市の情報を発信。

わが街わが人~職人~

和菓子通じ四季文化広めたい
「つたや製菓舗」店主 小島健司さん


20140717わが街我が人

豊田市山之手にある和菓子店、豊楽・菓ごころ「つたや製菓舗」の店頭には葛ようかんや水饅頭、わらび餅、金魚が泳いでいるような「金魚鉢」など見た目も涼しく楽しい夏限定の和菓子が並ぶ。「中旬から地元特産の桃を使用した商品も売り出す」と店主の小島健司さん(30)=山之手=は微笑む。
 地元の山之手小、豊南中、愛産大三河高(岡崎市)を卒業後、日本菓子専門学校(東京)へ進んだ。卒業後、講師だった菓匠「京山」(千葉)の師匠の元で5年間修業。2012年に父の後を継ぎ、4代目となった。「幼いころから祖父、父が菓子を作っていて興味があった」と振り返る。祖父は和菓子、父は洋菓子職人。「生クリームより餡が好きだったし、和菓子には四季を通じて表現できる面白さがある」と和菓子の道へ進んだ。
 菓子はモモ餡を使用した「くらうん最中」、父親と考案した和洋折衷饅頭「ナイストヨタ」、八丁味噌を使用した「かりんとう饅頭」など独自商品も多い。桃、ぶどうなど極力地元産を使用、安心安全で食べて健康になる商品作りを心がける。卵は地元の佐久間農園産。防腐剤と添加物を使わないよう配慮。餡と皮が別の手詰めの最中「天下統一」は食べる際に餡を入れることで30日間日持ちするよう工夫。「保存料を使わないので日持ちせず、お客さんからお土産用に日持ちするといいと言われた」と笑う。
 「作って終わりではなく、お客さんから美味しかったと言ってもらえるとやっていてよかったと思う一方、思った通りに作れなかったり、自分がいいと思ってもお客さんに認められないとどこがいけなかったのか考えるのが大変」。修行先の関東と豊田では好みが異なり、全く売れないものもある。「この地域に好まれる味はどういうものか考えるのに苦労する」と苦笑する。
 「和菓子業界にいるから日本の四季の行事も分かるが、同世代で知らない人も。和菓子を通じて四季の文化を広めたい。せっかく豊田で育ったので豊田の歴史も未来に伝えたい」。20日には豊田市の特産フルーツを使用した「第2回とよた絶品スイーツフェア」に出展。和菓子で豊田を盛り上げる。
【瓜生】

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