新三河タイムス社

愛知県豊田市にある新聞社。豊田市、みよし市の情報を発信。

新三河タイムス第4488号(2013/07/18発行)

トヨタ貞宝工場隣工業用地
企画造成自ら需要開拓する総合業者へ 太啓建設

 総合建設業地場大手の太啓建設(豊田市東梅坪町、大矢伸明社長)はトヨタ自動車貞宝工場(貞宝町)の北隣で工業用地の開発を進めている。2014年2月に同社が買収した土地の造成工事が完了後、進出が内定している市内の自動車関連企業に引き渡す予定。同社の工業用地開発は2件目。「柱だった公共工事が減少する中、総合建設業の得意を活かして自ら需要を開拓する『造注』型建設業の確立を目指す」と話している。
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将来は住宅・商業系も視野に
 造成中の工業用地約6万1000平方㍍は、以前は老舗ゴルフ場の貞宝カントリークラブがゴルフ練習場の1部として所有していたが、開発前はほぼ遊休状態だった。
 同社は、工業用地としての開発を所有者に提案し、用地取得の契約にこぎ着けた。
 この土地は住宅が建てられない市街化調整区域に指定されていているが、2012年12月に豊田市から工業用地を目的とする「地区計画」の承認を受け、13年3月には用地開発の許可が出た。
 同社によると、予定では14年2月に完工した後、市の開発完了検査に合格すれば、進出企業に引き渡す計画。
 同地域は、13年度中にも用地の近くまで国道155号豊田南バイパスからつながる北バイパスが延伸される予定。完成すれば碧南の「海」から勘八の「山」がつながる。東名豊田インターや同市南部の自動車関連の工場集積地域などへのアクセスが格段に向上し、工業用地としての価値がいっそう高まる。
 同社は創業以来、収益のかなりの部分を占めていた公共事業の請負を維持しつつも、宅地(豊田市小坂町など)や商業施設(みよし市三好丘)の用地開発、マンション建設を手がけるなど、民需の開拓にも力を入れている。
 工業用地としては愛知万博開催に合わせて整備された東海環状道・藤岡インター近くで「西中山工業用地」の開発を08年から11年にかけて手がけ、リーマン・ショックが押し寄せる中、日本発条、矢作産業などが進出。2件目となる貞宝町での開発は初めて企画から用地取得、造成までを一貫して担った。
 同社では「最初に巨額の投資を要したり期間もかかるなどリスクが高く、体力が必要な事業だが、ノウハウを身に付け、人材も育ってきた。今後も請け負うだけでなく主体となって需要を生み出せる用地開発事業を推進していきたい。将来的には、住宅系や商業系で実績を上げていきたい」と話している。
【後藤真一】


シーエーエー 中古車流通活性化へ
開場開設25周年 関係者350人が祝う
 全国4カ所で会員制の中古車オークションを運営するシーエーエー(豊田市竜神町、永谷敏行社長)は9日夕、名古屋・西区のウエスティンナゴヤキャッスルで開設25周年を記念した「感謝の夕べ」を開催した。全国から会員や取引先関係者ら350人が出席し、節目を盛大に祝った。永谷社長は「これまで順調に事業展開できたのは会員やオークション事業者の支援によるもの」と感謝の言葉を述べた。
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地元豊田市南部を基盤とし土地改良区の理事長も務める三浦孝司県議は「地域で支え、必要とされる会社へと大きく成長された。下取りに出される中古車業界が健全になることで新車にも影響するなど自動車産業の両輪だ」。名古屋トヨペットの小栗七生会長は「ここまで事業を発展させたのは偉大。業界活性化に大いに貢献した」と賛辞を送った。
 また席上設立当初から中心となって発展を支えてきた鈴木モータースの鈴木章郎氏が、先日の取締役会で会長から最高相談役に就いたことが発表された。
 トヨタ自動車出身の永谷社長=慶応大卒=は「設立者である鈴木さんの意志と思いを引き継いでいく。これから先を見据えながら気持ちを引き締め、『公平』『厳正』を変わらぬ経営理念と位置づけ、会員のビジネスチャンス最大化、中古車流通のさらなる活性化に向け、グループ全社を挙げて事業に取り組む」と決意を示した。
 アトラクションとしてモノマネの原口まさあきさんや演歌歌手の長山洋子さんらが出演し、節目に花を添えた。
 同社は、1988年5月25日、豊田市広路町の鈴木モータースをはじめ、愛知県内の中古車販売業者7社で中部オートオークションを設立し、基幹会場である現在の中部会場(竜神町)を最初に開設。01年にはオークネットと提携し衛星を利用した国内初のライブオークションを開始。02年に現行名に社名を変更。05年にトヨタ自動車、トヨタユーゼックと業務提携した。中部会場は現在、全国4位の出品数を誇る規模にまで成長。12年度は東京、岐阜、東北を加えた4会場で47万3000台が出品された。
 翌日の記念オークションでは落札に特典を設けるなどしたため、1日の出品台数が8577台と最高記録を更新するなど会場は終日賑わいを見せた。
 オークション開始前には記念式典を開催。永谷社長は前日の式典に続いて改めて会員に向け「公平・厳正なオークション運営を通じて中古車業界の発展に貢献する」と並々ならぬ決意を示した。
【後藤真一】



地域の花フジの木挿し木 藤岡中で初 古里への愛着心を
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豊田市木瀬町の藤岡中学校(梅村清春校長、生徒378人)の1年生徒114人が1日、地域の花・フジの挿し木を体験した。隣接する小原中学では地元の四季桜の挿し木をする試みが行われているが、藤岡地区では初の試み。今後3年間自分の「フジの木」として愛情を注ぎ、卒業時に持ち帰り家庭で植えてもらう。
 地元有志でつくる「四季の里山づくり実行委員会」(中島勝幸会長=木瀬町)が初夏の選定で切った枝を使って挿し木をした。生徒らは会員の手ほどきを受けながら約20㌢の枝先をハサミで斜めに切り、養分が葉っぱに行き渡らないよう1葉を1対残し、発芽促進剤をつけてプランターに約5㌢挿しこんだ。
 山内玲奈さん(12)=木瀬町=は「2、3年したらどれだけ成長するだろうと想像しながら植えた。しっかりと見守り続けたい」と瞳を輝かした。
 中島さんによると、日陰に置きながら1カ月ほどで根付き、鉢に植え替え。2年ほどで背丈が40㌢に達したころ校内の畑に植え替えるという。
 中島会長は「こういうことでもない限り母校の中学生と触れ合える機会はない。子どもたちの楽しそうな表情を見て60年前に戻った気分」と笑顔。梅村校長は「自ら育てることで手を抜けば枯れるなど生き物の大切さを感じ、古里への愛着心と地域活性化に関心を持ってほしい」と話している。
 同校では地元が力を入れている「フジの回廊」の一大拠点となるようフジの植樹や手入れをしている。市の5カ年の教育行政計画ではまちづくり同様「地域共働型」が掲げられており、同校は教育委員会が示した「学校支援地域本部」を市内の小中学校でいち早く立ち上げた。
【後藤真一】


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