新三河タイムス社

愛知県豊田市にある新聞社。豊田市、みよし市の情報を発信。

わが街わが人~夢~

近所の中華の味 今の出発点
名鉄トヨタホテル「桂林」料理長 遠藤正彦さん

20130801わが街わが人

「お客さんに喜んでもらえて嬉しかった。美味しかったよ、ありがとうの言葉をもらえるとやっていてよかったと思う」。名鉄トヨタホテルの中国料理・桂林料理長、遠藤正彦さん(38)=日之出町=は振り返る。
 6月にあった就任1周年記念スペシャルランチはフカヒレや燕の巣などの高級食材を使用。1日20食限定で2500円のお値打ち価格で提供し、好評を得た。
 静岡・島田市出身。実家は床屋。小学生のころ、中華料理店で食べたチャーハンが美味しいと毎日食べに通った。こういうチャーハンが作りたいと家でも作るように。「作ることもだけど人に食べてもらうのが好きだった」と振り返る。
 高校卒業後、当然のごとく浜松市の料理専門学校で中華を専攻。卒業後、浜松グランドホテルで約10年、浜松クラウンパレス「鳳凰」で約4年間の勤務などを経て、昨年料理長として初めて愛知県に移り住んだ。
 最初は客の好みも分からなかった。「ここは60、70代の人が多い。豊田のお客さんの方が良くも悪くも意見を言ってくれる。料理の提供時間もこちらでは一気に出してと言われるが、浜松ではゆったりしていた」と静岡との違いを話す。
 薬膳の資格も取得した。「体のどこに効くかなど食材の効能や料理の組み合わせを考え、季節に合わせた料理を作るよう心がけている」とこだわる。客は手をかけた料理か否かすぐに分かる。「お客さんが大勢来店し早く出そうと手早く作ってしまうと反応が違う。食材も料理も温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、火の通し方も考えながら料理している」と細やかな気配りを忘れない。
 8月末までトマトやマンゴーなど夏野菜を使った料理に9種のデザートが付くランチを提供。盆の10日から4日間限定でファミリーランチバイキングも行う。
 「人を育てるのに苦労する。それぞれ考え方が違うのでどう教え、育てるか。個人に合わせるのも大変」と料理長として料理人7人の上に立つ苦労を語る。
 「プリンなら誰もが分かるように、自分の創作料理がすぐに分かり、みんなに受け入れてもらえるようになりたい」と将来の夢を描く。
【瓜生佐由紀】

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する