新三河タイムス社

愛知県豊田市にある新聞社。豊田市、みよし市の情報を発信。

新三河タイムス第4492号(2013/08/22発行号)

「未来の会」候補擁立決まる 現市長が有力
最大会派も擁立 三つ巴の可能性も みよし市長選

今年11月10日告示のみよし市長選挙に向けて、同市議会第2勢力の「みよし未来の会」(近藤義広会長)が候補者擁立を決めた。関係者からの情報によると、現市議が有力と見られる。30日にある小山祐県議(民主)後援会の役員会で今後の方針を確認し、9月上旬にも正式表明する見通し。
 「未来の会」は民主党員に加え、小山県議を支援する市議6人で構成する。候補者擁立への動きは今年の早い時期からあったが、参議院選挙後から本格的に人選を重ね、8月中旬に候補者を絞った模様。会派の構成上、小山県議を橋渡し的存在に、全トヨタ労連からの推薦を取り付ける可能性が高い。
 すでに諸派の市議に対しては応援要請をしているようで、ある議員は「今は何も分からない。応援するかは、政策をしっかり聞いた上で判断したい」と話している。
 一方、同市議会最大会派の「新世紀の会」(伊藤邦洋会長、8人)も候補者を擁立する構え。現在は9月議会での久野知英現市長の決断を待つ状況だが、仮に「4選不出馬」でも新たな候補を立てるのは確実。今週初めに、会派研修で国会を訪れており、八木議員らに意見を求めたよう。
 また、久野市長は近い関係者に「若い人に後進を託したい」と勇退をにおわせる発言をしていると噂される。反面、ある有識者は「自分の考えと異なる他派から市長が誕生するのは嫌うだろう。どうしても候補者がいなければ自ら出馬するのでは」と予想する。今のところ新世紀から新候補者の名前は挙がっておらず、「久野市長の出馬も充分に考えられる」と見る向きは強い。
 どちらの会派も一本化が望ましいとしながら、実際に歩み寄りは難しく、同市では近年見られなかった激しい選挙戦になりそう。
 このほかの組織、団体からも別の候補者擁立を目指した動きがあるようで、近日中にも動向が決まる。
【九郎田宏之】


19日就任祝賀会 政財界300人が祝う
杉浦弘高 豊田市議長「市民、地域、子どものため全う」 

豊田市議会議長の杉浦弘高議員=四郷町=の就任祝賀会が19日、名鉄トヨタホテルであった。倉知俊彦県議を代表に加藤正一元市長、小幡鋹伸豊田スタジアム社長らを発起人に政財界トップ約300人が祝った。地元後援会や同じ会派などによるパーティーはあるが、こうした盛大な祝賀会は同市議会内では珍しく、杉浦議長の人脈の広さが垣間見られた。
20130822就任パーティー
前日の地元後援会「いさと会」に続く祝賀会には、太田稔彦豊田市長、柴田文志JAあいち豊田代表理事組合長、三宅英臣豊田商工会議所会頭、笠井保弘市教育長、鈴木公平前市長、天野弘治前市議らが来賓出席。そのほか豊田市議や豊田青年会議所、ロータリー、文化・教育関係者など各種団体のトップがお祝いに駆け付けた。
 発起人代表の倉知県議は「若いころから私の選挙を手伝ってくれ、晴れの姿にこんなうれしいことはない。市が抱える課題は大きく、太田市長と一体となって将来の豊田を築くため、強い責任感と冷静沈着さで臨んでほしい。皆さんには従来以上に支援をいただきたい」とあいさつ。
 太田市長は「杉浦さんは市議会きっての論客で市長にとっては大変手厳しいことをビシビシおっしゃる。またご覧の通り、この多種多様な厚みのある人的ネットワークの広さに驚いた。杉浦さんのバックにはこれだけの人たちがいることを心しておこうと再確認した(笑)。英国ダービーシャーとの姉妹都市提携15周年で11月にともに訪れるが、あまりにダンディーなため、市長がどっちか分からない。その辺は配慮を」とユーモアたっぷりに話していた。
 また、鈴木前市長は「議長は自治体の二元代表制のもう一方の責任者。また、知事会、議長会など政府と折衝する地方の窓口としての立場を持つ。以前から公私とも知っているが、識見、行動力、気概など特に秀でた人物であり、名議長として活躍することを期待している」と称えた。
 杉浦議長は「これまで市民のため、地域のため、未来の子供たちのための3本の柱と思いで10年間の議員生活に向き合ってきた。議会のための議会であってはならない、市役所のための議会であってはならない。3本柱を念頭に愛するふるさと、素敵な豊田市のため、謙虚にしゃくしゃくと任期を全うしたい」と感謝の言葉を述べた。
 この後祝宴もあり、着物姿の妻・鈴代さんとともに各テーブルを回って参加者と記念撮影に応じるなどして感謝の思いを表した。
 杉浦議長は、1946( 昭和21)年9月22日、豊田市四郷町生まれ。猿投台中、豊田西高、武蔵野美大卒。東京工大元助手。2003( 平成15)年4月から豊田市議連続3期。公共施設機能検討特別委員長、企画総務委員長、議会運営委員長などを経て、5月臨時議会を経て第58代豊田市議長。市長選選考時には中枢の団長を務めたが、今年秋にも議論が始まる「定数問題」など必ず節目に役職が回ってくる。
【後藤真一】


就農者育成へ 新コース開講 「授農ネットみよし」
20130822就農ネットみよし
新規営農者を育てようとみよし市が今年4月から始めた「援農ネットみよし」事業の「就農者育成コース」が8月、始まった。このほど、打越町のさんさんの郷で開講式があり、市内在住の44-71歳10人が参加した。
 週1度、専門技術員の資格を持つ講師の指導の下、野菜の栽培や農機具の操作法を学ぶ。4月に始まった「農業ふれあいコース」よりも栽培品種が多く、座学も取り入れた。市によると、特に広面積の栽培法を身につけてほしいといい、最終的には販売までこなせる人材を育成したい考え。
 開講式には久野市長も来賓出席した。市内にある遊休農地の面積が50㌶以上あることに触れ、「技術と知識を身につけ地域の農業を支えてほしい」と呼びかけた。
 受講者はさっそく、土壌改良用の肥料をまいたり、除草作業をしたほか、野菜の栄養価などについて約1時間講義を受けた。
 松村初雄さん(69)=三好町=は「市内の農地が草だらけなのは悲しい。しっかりと技術を身につけ本格的に野菜をつくりたい」と目標を語った。
 受講期間は1年間。修了者には「農地バンク」に登録された農地を紹介する予定。
【九郎田宏之】


7年ぶりのベスト4 記録員で支える
愛産大三河2年 北谷雄亮君

第95回全国高校野球選手権大会愛知大会で愛知産業大学三河高校(岡崎市岡町)のスコアラーとして7年ぶりのベスト4入りを支えた2年生北谷雄亮君(17)=鴛鴨町。「任された時は自分でいいのかなと思った。先輩に上位まで連れて行ってもらえた。球場の雰囲気も違った」と熱かった夏を振り返る。
20130822愛産大三河
豊田・鴛鴨出身/新チーム主将 先輩以上の成績 目指すは甲子園
愛工大名電高の2年連続甲子園出場で幕を閉じた今年の愛知の夏。ベスト4入りを裏方として支えた北谷君が地区予選大会のうち最も印象に残っている試合は菊華高校戦。
 序盤ホームランで先制されたものの、今年の3年生の持ち味である〝粘りの野球〟で同点、さらに逆転して勝利を手にした。「ベンチに入らせてもらって、本当に鳥肌が立った」と目を輝かす。
 野球を始めたのは、小学2年の終わり。「野球が好きだった。母が少年野球の監督と知り合いだったので自然と始めた」と話す。
 豊田市末野原中学校出身。中学では野球部とクラブチームに所属。監督の息子が同校出身で「野球をする環境がいい」と勧められ、進学した。
 同校は今年で創立30周年の節目を迎え、過去2回甲子園に出場した西三河随一の強豪私立高校。スポーツ全般に力を入れており、ロンドン五輪で陸上の日本代表を輩出したが、同地区で最も野球に力を入れ、優秀な生徒が集まってくる。
 これまで辞めずに続けてきた野球の魅力については「サッカーやバスケットなどの他のスポーツと違って、ずっと動いていないので、静止の中で策を練る時間がある。攻める時間と守る時間があり、ポジショニングや考え方によって違った結果が出るところが面白い」と語り、これまで野球生活を振り返り「 野球を通じてチームの仲間とのお互いの信頼関係を得た」とチームの「和」を大事にするなど人望も厚い。
 そんな人柄が部員たちにも買われ、新チームでは投票でキャプテンに選ばれた。「今年のキャプテンが頑張ってベスト4入りしたので、それ以上を目指してこれから精進していきたい。よい先輩がいたので、手本として練習に励んでいきたい」と意気込みを語る。
 創立以来野球部を率いる名物監督の竹治玄造監督(52)=安城市小川町=も「技術的には他に上手い子もいるが、とにかく真面目な生徒。威張る感じもまったくなく、後輩からも慕われている」と太鼓判を押す。
 地区予選大会が終わった翌日から新チームは練習を開始した。夏休み中は毎日1日中練習し、2学期からは1日約3時間、土日曜は練習試合、正月以外休みのない日々が始まる。自宅から学校までは片道1時間ほどかかるが、「練習は正直大変。電車で寝られるのでその時に休んでいる」と笑う。
 夏休みには2泊3日で四国遠征を行った。「現地で強豪校と練習試合を行ったが、大差で負けた。自分たちは弱いので、しっかりと自覚してこれからしっかりやっていかなければと、強く思った」と来年を見据える。
 夢はもちろん「甲子園に行きたい」。来年も熱い夏になりそうだ。
【瓜生佐由紀】


猛暑の中 連日“猛”訓練 豊田消防署 22日の全国大会向けて
20130822豊田消防署
広島県広島市で22日にある「第42回全国消防救助技術大会」に出場する豊田市南消防署(長谷川英二署長)の消防職員が上司や同僚が見守る中連日訓練に励んでいる。
 出場するのは、林剛消防士(24)=南消防署、祐宗勇紀同(22)=同、岩瀬拓也消防士(23)=同、山田佑宜同(25)=末野原分署、北野龍吾消防副士長(26)=高岡出張所。7月24日にあった東海地区指導会で消防職員5人が塔の上から降下し要救助者を搬送、引き揚げる「引揚救助」への出場権を獲得した。
 引揚救助は空気呼吸器を装着した2人の救助者が高さ7㍍の塔の上からロープを使い降下し、煙が充満していることを想定した10㍍ほどのジグザグの通路を要救助者を2人で抱え搬送。その後、塔の上にいる引き揚げる係2人と協力し、要救助者、救助者の順に塔の上まで引き揚げ、救助・脱出するまでの安全確実性と所要時間を評価する。5人は額に大量の汗を浮かべながら大声で号令をかけあったり、休憩の合間に互いに指摘し合うなど基本動作を何度も確認し、繰り返して練習した。
 林主将は「若さと元気を生かし、豊田市の代表としてアピールできるよう力を出し切りたい。災害現場で市民を安全で迅速に救助するため今後も訓練を継続していきたい」と意気込みを語った。


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