新三河タイムス社

愛知県豊田市にある新聞社。豊田市、みよし市の情報を発信。

新三河タイムス第4478号(2013/05/09発行)

豊田市議会 14日臨時会 副議長巡り自・民綱引き
議長は杉浦弘高氏有力
 申し合わせ任期1年に伴い会期1日で豊田市議会の役職を改選する14日の市議会5月臨時会に向け、8人の選考委員会を中心に話し合いが本格化しているが、例年のことだが、この時期は流動的な状況。昨年、「選考委員長(団長)が自らを議長に指名するのはおかしい」と慣例を打破したため、議長は杉浦弘高議員の就任が確実視されているものの、副議長ポストは依然不透明な状況。圧倒的な議員数をたてに最大与党自民クラブ(都築繁雄団長)が独占するか、あるいは市議選改選2年前で定数問題への議論がクローズアップされる中、再び市民フォーラム(庄司章代表)に譲るのか。政治的な駆け引きもあり、さまざま意見が飛び交う。
20130509giin.jpg(写真左・杉浦昇副議長/右・梅村憲夫議長)
終盤まで調整続く
 今年の副議長ポストは今年秋にも設置が予想される特別委員会で議論される「定数問題」が大きく影響するとの声は強い。
 4年前は市議会役員改選で衆院議員に転じた自民の八木哲也議員が議長で、民主の山内健二議員が副議長を務めた。ある意味、定数問題をにらんでの政治的配慮から民主に1枠譲った人事だったが、「定数問題を議論する中で民主からは合併町村を軽んじるように定数36人といった大幅な定数削減を求める意見が出てきた。組合と民主市議との意見の相違が垣間見られる場面もあって信頼関係を壊された。今回も同様の意見が出かねない」(元古参議員)。
 一方、「真剣な議論の中でさまざまな意見が出るのはつきもの。生みの苦しみで最終的に定数46人で落ち着いたのも、ああいった政治的配慮があったからこそ」(元古参議員)
とする意見もあり、最大与党自民クラブ(都築繁雄団長)の4役を中心に、議長経験のある長老議員や引退した元古参議員などとの根回しを繰り返している。しかしながら6日時点で「自民から正式に人事の件で話はない」(民主・山内健二議員)
 選考委員会は議員団4役と正副議長。そして団長指名の2人は「8人中倉知・三浦派で半々。都築団長の政治的配慮が見られ」(元古参議員)、議長・団長経験者の松井正衛議員(4期)と牛田朝見議員(2期)で決まった。公平な人員による公式な選考委員会も残り13、14日とわずかになった。
【後藤真一】


アユの遡上ピーク 矢作川過去3年で最多量
平和小児童が見学 川上りにビックリ
20130509あゆ
 豊田市内を流れる矢作川で春の風物詩である天然アユの遡上がピークを迎えている。これに合わせ11日、アユ漁が解禁される。
 遡上調査は市矢作川研究所(柴田一美所長)とアユの釣り人や愛好家らでつくる「矢作川天然アユ調査会」(会員70人、新見克也会長)が収穫量などを推定するため、1998年から実施。河口から約35㌔の明治用水頭首工左岸(水源町)にある魚道で24時間、計測している。
 以前は調査員が計数機を使い目測計測していたが、3年前から同研究所と専門機関が共同開発した自動計数を導入。カメラ撮影した画像をパソコン上の特殊なソフトで数える仕組みで、正確な数を把握できる上、今年から遠隔操作も可能になった。
 同研究所によると、3月30日にまとまった遡上(359尾)を初確認。2日現在、計約40万尾を計測。体長は平均7㌢ほどで、大きいものだと10㌢を超えるという。山本敏哉主任研究員は今年のペースは例年に比べ若干早いと説明。加えて「雨で増水した後は遡上量が極端に増加するが、全体でも過去3年と比較して極めて多い」と傾向を示す。
 また、1日には矢作川の生物に興味を持ってもらおうと、地元平和小学校の4年生63人を初めて調査地へ招いた。
 研究所と調査会メンバーの説明の下、子どもたちは身を乗り出すように遡上するアユを観察したり、その様子をスケッチブックに描いたりした。熱心に質問していた土井瑞貴君(9)は「アユは食べたことはあるけど、川を上ることは知らなかった」と感想を話した。
 明治用水頭首工左岸魚道では26日までアユの遡上が見学できる。平日13‐15時。土日祝10‐15時。
 なお毎年五月の第二土曜を「矢作川の日」として市民による川づくりを考える矢作川「川会議」が11日、古鼡水辺公園で開かれる。
【九郎田宏之】


若葉茂る八十八夜 新茶摘みの季節到来
姉妹都市・英国ダービーシャー 5月のフェスでPR
 新茶を摘み取る行事「八十八夜」(5月2日)を前に豊田市豊栄町の石川哲雄さん(65)の茶園でこのほど、新茶の手もみ講習会が開催された。市内の茶栽培農家でつくる「豊田市茶業組合」(山内祥正組合長、組合員26人)が企画。一番茶の茶摘みは10日ごろから本格化し、6月上旬まで続く。これから新茶の収穫作業が本格化し、いよいよ「とよた茶」のシーズンが始まる。
20130509新茶
 同組合によると、同市では上郷・高橋・下山・藤岡地区の約38㌶のほ場で茶が栽培され、生葉収穫量は約320㌧で、その8、9割が抹茶の原料となる「てん茶」となっている。
 講習会は製茶技術の基本である手もみ技術の習得と、組合員同士の情報交換、新茶の季節の到来を消費者にPRしようと、毎年摘み取り作業が始まるこの時期に開催されている。
 組合員らは焙炉(ほうろ)と呼ばれる加塩された台の上に蒸した茶葉を広げると、交互に手でもみながら、若い組合員らに技術を指導し茶の栽培について情報交換した。
 手もみ体験では組合員が「お茶を転がしながらもんでください」などと説明し、太田稔彦市長をはじめ来賓が1人ずつ体験。手もみの開始と共に製茶工場の中はお茶のいい香りが漂った。
 昨年度の品評会で農林水産大臣賞を受賞した石川龍樹さん(34)=豊栄町=によると「豊田のお茶は規模は小さいが、高品質が売り。外観や香気、水色滋味(甘み、渋味、苦味、旨味の調和)の大きく4つの質が高いほど高品質のお茶とされている。質のいいお茶をつくるため組合員で団結して励んでいる」と話した。
 山内組合長は「今年はゆっくりと新芽が育ち、養分をたくさん吸収し、味がいいお茶ができた。店頭などで豊田のお茶を見かけたら手にとって見てほしい」と話した。
 太田市長は「5月に姉妹都市である英国ダービーシャーで開かれるダービーシャー・フード&ドリンクフェスティバルに豊田市として初めて参加する。その中で特産品としてお茶を提供する予定。ダービーシャーの人にも豊田のお茶の価値に気づいていただき、同時に地元豊田市でも地産地消のシンボルとして積極的に応援していきたい」と話した。
 同組合によると、今年の新芽の生育は3月末ごろに霜注意報が何度も出るなど生育が心配されたが、組合員による巡回や温度管理で例年通りの生育となっている。
【後藤真一】


ゆるキャラ初披露 藤岡で「ふじまつり」
20130509ゆるきゃら
 豊田市御作町の藤の名所「ふじの回廊」で3日、マスコットキャラクター「ふじっこふーちゃん」の着ぐるみの完成披露があった。黒米を原料に使用し内側が薄紫色の「ふうちゃんパン」も販売され、子ども連れらが米粉ならではのモチモチとした食感を楽しんだ。
 フジは旧藤岡町の花に指定され、現在も同地区のシンボル。藤岡観光協会(阿垣剛史会長、会員99人)による「ふじまつり」は6日まで3日間あり、棒の手の披露やウォーキング大会、ご当地アイドル「Star☆T」や地元バンドのライブが盛り上げた。
【後藤真一】


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