新三河タイムス社

愛知県豊田市にある新聞社。豊田市、みよし市の情報を発信。

新三河タイムス第4496号(2013/09/19発行)

豊田市81こども園体制へ 新たに浄水に来年4月オープン
区画整理事業などで人口が急増する新興著しい豊田市北部の拠点である浄水地区には、来春にも「(仮称)第2浄水小学校」が開設され、その後「(仮称)第2梅坪台中学校」と学校整備が続く。商業施設や医院、美容院など短期間で集積する中、浄水町南平の社会福祉法人・正紀会(寺澤正明理事長)は大清水町大清水に「杜のひかりこども園」を建設中。子どもの笑い声があふれる活気ある街へと着々と変貌する。
20130919こども園
14年度公立の定員150人増員
同園は0-5歳児計11クラス、211人の園児を受け入れ、来年4月に開園する予定。
 建物は、鉄筋コンクリート(RC)造り2階建て。延床面積約2000平方㍍。周辺は雑木林で覆われ、将来は整備して散策エリアなどとして活用するという。
 「豊かな自然の中でのびのび育つこども園にしたい」と同園。
 正紀会は、同地区・浄水町南平に2010年、「浄水ひかりこども園」を設立した。0-5歳児計133人の保育を行っている。園舎は、鉄筋造3階建で、敷地面積1760平方㍍、延床面積1156平方㍍。また、11年には名古屋市南区に「明円ひかり保育園」を開設している。
 市保育課によると13年度の市内のこども園は計80園(市立67、私立13)あり、園児は1万2146人。
 年々増員しているが、待機児童は0歳児を中心に今年4月時点で37人、昨年10月162人とあまり変わっていない。
 市は幼稚園(文科省)認可のこども園(3-5歳)にプレハブの保育園施設を建てて保育園(厚労省)認可のこども園に変えるなどして対応する一方、私立幼稚園(3-5歳児)に保育施設を建ててこども園化する方向付けなどで柔軟に対応する。
 14年度は公立こども園4園(保育園)にプレハブ建設、建て替えるなどして定員を150人増員し、計1万2507人になる予定。
 杜のひかりこども園の開園で来年度の豊田市のこども園は81園に。
 園数が増えるのは4年ぶり。また、同時に私立豊田大和幼稚園(豊田市今町1)が豊田市内では初めて愛知県の認定こども園となる。
 少子化の中、市は当分子供が増える見通しだが、多様・複雑な施策で対応しているようだ。
【鬼頭直基】


老人福祉施設 14年度に2カ所整備 未整備は益富、猿投、藤岡南
20130919福祉施設
豊田市は2014年度、北部の石野と南部の高岡地区に老人福祉施設を整備する。市は在宅で生活する高齢者やその家族が抱える介護や相談の窓口「地域包括支援センター」を併設した福祉施設をセンター未整備の中学校区に優先的に整備する方針。2カ所が誕生すると空白地帯は益富、猿投、藤岡南地区が残されるのみ。
 石野地区の東広瀬町神田に整備する地域密着型介護老人福祉施設「(仮称)石野郷」は、岩神町の特別養護老人ホーム「巴の里」を運営する「社会福祉法人東加茂福祉会」が手がける。建物の規模は鉄骨造平屋建約2127平方㍍。一方、高岡地区の若林西町北山に整備する特別養護老人ホーム「豊田わかばやし園」は「社会福祉法人豊田みのり福祉会」が運営。建物の規模は鉄骨造平屋建約1603平方㍍。
 石野郷の起工式は8日、東広瀬町の建設予定地内であり、杉浦弘高市議長はじめ地権者や建設・法人関係者らが出席。運営する東加茂福祉会の早川富博理事長は「合併前から過疎高齢化の先進地で住民と病院、福祉施設が共に考え、連携することを理念に運営。石野でもモデル地域として運営できると確信している」と力強くあいさつした。
 今年度始まった市の第5期高齢者福祉保健・介護保険計画では、開設年度の空白が生じないように17年度までの長期的な整備計画を策定。計画では施設を小規模化して地域にバランス良く配置することで高齢者が住み慣れた地域で安心して生活できる『地域密着型』の特養ホームを整備する考え。
【後藤真一】


第6期とよた演劇アカデミー
来年2月の修了公演向け いよいよ稽古中心へ

演劇を通じて豊田の文化を担う人材を育成する「とよた演劇アカデミー」が5月のスタートから折り返し地点に差しかかり12日、崇化館交流館(昭和町)で「本から何を読み取るか」をテーマに講義が行われた。基礎については修了し、公演に向けていよいよ稽古が始まる。
20130919演劇アカデミー
高上の教員 林可奈さん「実生活に活かせて楽しい」
アカデミーは年間60回の講座で役者だけでなく演出、音響、照明や大道具、小道具、衣装など全般を学ぶ。前半は座学を中心とした講義で基礎を学び、後半は修了公演に向けて稽古中心となる。今年は14人が受講している。市文化振興財団(今井康夫理事長)などが主催。
 講師は役者、ダンサー、舞台美術などさまざまな分野にわたる。この日は女優でストーリーテラーの古屋和子さんを講師に行った2回講座の2回目。古屋さんは「脚本に書かれているセリフは氷山の一角。水中の部分を読み取り身体で受け取ることが大切。喜怒哀楽の身体があってセリフがでる」と説いていた。
 演劇は舞台芸術すべての基礎で、芸術文化以外にも町づくりや地域活動に活かせる。2008年に始まり、昨年までの修了生は120人を超え、文化ボランティアへの登録や市民劇団の設立、演劇公演などのオーディションへの参加など活動の場を広げている。
 受講生のJA職員、正木寛人さん(29)=上野町=は「昨年姉が受講し楽しそうだったので今回応募した。普段経験しないことができておもしろい」。教員の林可奈さん(32)=高上町=は「実生活にも活かせることもあり楽しい」と話した。
 担当の加藤祐二さんは「昨年より人数は少ないが受講生同士のコミュニケーションが取れていい雰囲気。未経験者もおり大変だとは思うが頑張って一つの作品を作り上げていきたい」と話す。
 修了公演は豊田産業文化センター(小坂本町)で来年2月23日に行われる。
【岡田さち代】


豊田市内で初 行政・地域・学校が連携
行政、地域、学校が連携した豊田市内で初の避難訓練が2日、市竜神中学校(鈴木勝己校長、児童704人)で行われた。毎年3回行う訓練はこれまで校内のみだったが、東日本大震災の発生を受け、生徒の防災意識を高め、地域のつながりや地域防災力の大切さを理解し、地域を支える意識を高めようと企画された。
20130919避難訓練
竜神中 地震想定し避難訓練
市消防団長はじめ地元消防団員、市職員を講師に招き、初めて行われた。
 訓練は震度5強の地震が発生、その後校舎から出火したとの想定で実施。生徒たちはハンカチで口を押さえ、教科書を頭に置きながら避難。本番さながら真剣に取り組んだ。
 避難後は、1年生は教室内に煙を発生させ、真っ白で前が見えない中での避難体験、2年生は消火器の取り扱い訓練。3年生は市防災対策課の梅村光宏さんの講話「助ける側として社会貢献するには」を聞いた。
 3年生の伊藤愛さん(14)=曙町=は「避難訓練は静かにすばやく行えてよかった。震災が実際に起きた時に少しでも人々の役に立ちたい」と話した。
 豊田市消防団長の杉本寛文さん(54)=本町=は「消防団は大災害が起きたら真っ先に地域で活動する組織。消防団が地元の生徒に指導できるのは素晴らしいこと」と語った。来校した消防団員らは全員同校卒業生で「後輩たちに指導できる喜びを感じた。自身の意識も高まり、いい機会をもらった。今後も機会があれば呼んで欲しい」と話した。
 鈴木校長(59)=市木町=は「生憎の雨で予定変更もあったが、生徒は真剣にやっていた。東南海地震が叫ばれる中、今後も地域、行政と協力していきたい」と話した。
【瓜生佐由紀】


※その他記事については紙面にてご覧ください。


shinmikawa.png
(弊社公式ツイッター。フォローよろしくお願い致します)

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する