新三河タイムス社

愛知県豊田市にある新聞社。豊田市、みよし市の情報を発信。

わが街わが人~夢~

人の心とらえる絵描きたい
イラストレーター・漫画家 葉月ともさん


20140609HazukiTomo.jpg

「幼い子が切り取っておきたいと思う絵を描きたい。人の心をとらえる絵を描くのは簡単そうで難しい」
 イラストレーターで漫画家の葉月ともさん=松平志賀町=は夢を語る。
 物心ついたころから漫画家になろうと思っていた。高校生の時に集英社のマンガ大賞で入賞、少女マンガを執筆していたところ、通信教育でマンガの書き方を教える「講談社KFSマンガコース講師」の依頼があった。「面白そうだしやってみようと思った。同時期に依頼された1枚のイラストを描く仕事も楽しかった」と当時を振り返る。
 現在は自動車学校や保険商品など企業、個人からの依頼で商品や会社を紹介する広告マンガやイラストを描く。瞳が輝く可愛らしい少女マンガが得意。「絵を描くことは好きだが、仕事となると話は別。クライアントの要望に応え、プラスアルファを加え作品を完成させなくてはならない。言われたままのことを描いていてもダメ」と己に厳しい。
 「ルールの縛りがあるので自由に自分の描きたいものを描けない」と苦労を語る反面、「クライアントに喜んでもらえた時はやったと思う」とやりがいを語る。
 小学生のころから豊田市在住。上京すればもっと仕事はあるが「漫画を描くのは労力、時間、体力が必要。子育て中で家族もいるので今は犠牲にしてまで仕事をしたいとは思わない。ネットが普及しているのでどんな山奥でも仕事はできる」と家族との時間に重点を置く。
 紙上ではなくモニター上のソフトで下書きからペン入れ、色塗りまで行う。仕事は自分で営業し売り込む。「営業力が問われる仕事。集まる時には2、3件依頼があるが、断れば2度と来ない。家族の協力がないと続けられない」と厳しさを語る。
 昨年は米国・ニューヨークで開かれた「100人展」に出展。7月には地元松平交流館で小学生以上対象にイラスト描き方講座を開催した。「ほとんどの子はマンガを描く技法を知らず指導すると上手くなるのが楽しかった」と笑う。今月には作品掲載の雑誌「まちが絵さがし」「年賀状データ集パックプレミアム」を発売。可愛いイラストに優しさがにじみ出ている。
【瓜生佐由紀】

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する