新三河タイムス社

愛知県豊田市にある新聞社。豊田市、みよし市の情報を発信。

わが街わが人~若者~

脱サラ後米作りのとりこ
「たかおか農産」代表 都築 聡さん


20131017わが街わが人

農産物直売所「産直プラザ」(西町)店頭で毎週火・土曜に販売する「たかおか農産」代表、都築聡さん(30)=若林東町=の米が来店客の間で人気を集めている。正午までにはほぼ完売するほどの売れ行きだ。
 元商社マン。退職して東京から帰省していたところ、定年後に趣味で「農ライフセンター」(四郷町)に通う父親に勧められ、研修生になった。「若者が飛び込んだら生き残れると思った。1年やってみたらサラリーマンよりよっぽど面白く、やりがいがあった」と振り返る。勤め人時代と異なり、「手を加えただけのものができ、サボればサボった結果がでる。勉強のしがいがある。農家はいい人が多く、会社のようにギスギスしてなく楽しい。米が冷蔵庫に満タンになり売れて減ってくのが嬉しい」と訴える。
 「野菜は儲けを出すのに莫大な土地がいるし、1つに傷があったら売り物にならない。米なら1粒虫に食われてもはじくことができる」と米を選んだ。新米として売り出せるのは年末まで。9月に収穫、年末までの短期間で収入が得られるのも大きな魅力だ。
 田んぼの広さは2万平方㍍でナゴヤドームのグランド面積とほぼ同じだ。土地は借地で、コシヒカリ、モチモチ感のあるミルキークイーン、もち米のほか、給食用野菜も栽培。「畑は米の5倍の労働力が必要と言われる。今後は連作できる米を増やしたい」と話す。店頭販売ではミルキークイーンが人気で「来年は量を増やしたい」と意気込む。
 栽培期間中、化学肥料を使用せず植物性肥料を使う。収穫量は一反120㌘減るが、品質にこだわる。農薬不使用のものもあり、草は機械か手で刈り取る。「体一つと機械でやっている。続けていくには面積を増やさないといけないが、労働力が維持できるか」と課題を語るが「お客さんからこの米ならパンよりご飯をと言ってもらえ、連絡先が分からないのに調べて買いに来てくれると嬉しい」と笑う。
 高岡地区は土が悪く米が美味くないと固定観念を持つ人がいる。「地元なので逆手を取って敢えてうたっている。高岡産でも美味しいことを知ってほしい。いつか名古屋にも出店したい」と夢を語る。
【瓜生佐由紀】

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