新三河タイムス社

愛知県豊田市にある新聞社。豊田市、みよし市の情報を発信。

新三河タイムス第4507号(2013/12/05発行号)

豊田市消防本部 救急隊搬送先誤る
15分ロス心肺停止男性死亡

20131205誤搬送
豊田市消防本部(鈴木博消防長)は27日午後5時30分、市役所記者クラブで緊急記者会見を開き、中消防署逢妻分署の救急救命隊が心肺停止状態となった男性(48)=広久手町=を搬送する病院を誤り、受け入れ先に決まっていた病院へ運ぶのが15分遅れるミスがあったと発表した。
 男性は病院でまもなく死亡が確認された。市消防本部は、搬送の遅れと死亡との因果関係を調べている。
 市消防本部によると、救急隊は早朝廊下で倒れていたのを発見した家族の119番を受け、午前5時48分に男性宅のマンションに到着した。すでに意識はなく、呼吸をしていない心肺停止状態だったという。「救急救命措置はしたが、心臓が健全な状態でなくAEDも反応しなかった」(同本部)
 隊長が聞き取りなどをして、市内のトヨタ記念病院(平和町)に受け入れを要請した上で向かうはずだったが、午前6時12分に現場から5・4㌔ほど離れた市内の豊田厚生病院(浄水町)に到着した。その場で隊長が誤りに気付き、そこから9・5㌔ほど離れたトヨタ記念病院に運び込んだが、午前9時30分に死亡が確認された。「救急車は周囲が覆われているため景色が見えず、到着して初めて気付いた」(同本部)
 隊長が搬送先を運転手(隊員)に指示せず、運転手も家族と隊長のやり取りから搬送先を豊田厚生病院と思い込んだのが誤りの原因。豊田厚生病院でも受け入れを要請できたが、マニュアルに沿ってしなかったという。
 救急車に同乗し、説明を受けた家族は「助からなかったかもしれないが、家族としては悔しい」と話したという。
 鈴木消防長は「ご家族や市民の信頼を損ない、大変申し訳ない。注意喚起の文書を全救急隊に配り、再発防止に全署を挙げて努めたい」と話した。
【後藤真一】


豊田市 窃盗容疑で停職一ヶ月
26歳職員を「懲戒処分」

20131205職員処分
豊田市は2日、市内の入浴施設で脱衣所ロッカーに置き忘れてあった財布から6000円を盗んだとして、市民福祉部の男性職員(26)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。
 市人事課によると、11月8日午後11時に友人2人と入浴施設に行き、ロッカー内で財布を見つけた。財布から現金を抜き出し、入浴後に待ち構えていた署員から任意同行を求められた。「届けなければならないという葛藤はあったが、手を出してしまった」と認めている。豊田署は窃盗の疑いで任意で調べている。
 また、市は厳重注意を受けたにもかかわらず無断欠勤を繰り返した税務財務部の女性職員(26)も戒告処分にした。2010-13年度で計13回、無断欠勤をしたという。
 処分はいずれも2日付。
 畔柳寿文総務部長は「市民の信頼を損ねてしまい、心からお詫びしたい。公務員としてあるまじき行為で再発防止のため全職員に向けた指導の徹底を図り、綱紀粛正し市民の信頼回復に努めたい」と話した。
【後藤真一】


粘り強く風味豊か 自然自然薯 旭地区
20131205自然薯
 豊田市旭地区で自然薯の出荷が最盛期を迎えている。JAあいち豊田旭営農センター・自然薯組合(会員数43戸)に所属する農家が約2万本を栽培。出荷作業は12月中旬まで続く。
 市内では稲武や下山など山間部で栽培が盛んだが、旭地区は県内で最も早い1978年から取り組んでいる。農家が作るのは県農業総合試験場が作出した品種「夢とろろ」。強い粘りと豊かな風味が特徴で、今年は例年より多い約3・5㌧の出荷を見込む。
 水野豊会長(78)=東萩平町=は定年と同時に栽培に着手、現在は年間800本ほど販売する。「今年は干ばつを心配しとったが、いつもよりできはいい」
 水野さんによると、旭地区農家の大半が20-30㌢大の「種芋」を買い付け5月ごろから植え始める。作業は手間のかかるものばかり。つるが上に登るよう農地全体にネットを張るほか、種芋1個に1つのパイプを用意。畝と平行に赤土を詰めたパイプを埋め、先端に種芋を入れる。大きいものだと1㍍近くなるため、収穫しやすいようにする工夫だが、施肥や消毒などを含め大変な工程は続く。それでも「パイプを掘り起こして芋を出すときは何ともいえない楽しさがある」と笑顔で話す。
 一方、農家の減少に加え、「種芋」の確保が今後の課題。種は「むかご」から作るが「これが難しい」と水野さん。腐敗したり、できた芋にコブがたくさんできたり。各農家注文に頼っており、イチから栽培するにはリスクが大きいようだ。水野さんは「専業では難しいが、自然薯作りは楽しい。若い人も一緒に作ってくれたら」と語る。
【九郎田宏之】


冬の風物詩 三河上郷駅 幻想的輝き
イルミネーション2月まで点灯 地元小学生のデザイン採用

20131205イルミネーション上郷
クリスマスシーズンとなり、豊田、みよし市内でも各地でイルミネーションが始まった。豊田市駅前やスタジアムでは家族や恋人、友人同士で光が放つ輝きに見入り、スマホで撮るなどして楽しんでいる。
 豊田市南部・上郷地区の冬の風物詩となっている愛知環状鉄道三河上郷駅前広場のイルミネーションが23日、点灯した。
 イルミネーションは三河上郷駅前広場イルミネーション実行員会(谷沢茂樹会長=大進建設)が、地域の活性化と防犯対策を目指し、2005年から毎年実施している。開始当初は市わくわく事業の補助金を活用して行っていたが、現在は、市補助金は活用せず、近隣の150の地元企業、商店、住民の協賛を受け、地域住民に支援されるイベントとして開いている。
 今年はイルミネーションのデザインを地元小学生から募り、選ばれたデザインを採用した。金賞に選ばれた高嶺小6年の馬場勇一郎君の星座を題材とした作品を基に今年度のテーマ「輝き」をイメージしたデザインの光を楽しむことができる。
 実行委員会の谷沢会長は「光に人は集まり、心をいやしてくれる。若い人を中心に地区のコミュニティをさらに発展させ、絆を深めていきたい」とイルミネーションによる効果に期待を寄せた。
 期間は来年2月21日までの午後4時30分から午前0時25分の毎日。
 問い合わせは同実行委員会☎21-1483。
池周辺を鮮やかに 7日から光の催し みよし市
20131205イルミネーションみよし市
みよし市三好町のカヌーポロで親しまれる保田ヶ池周辺をイルミネーションで彩るイベント「ラヴァーズストリート」が7日、始まる。白や青、赤色など約2万5000個のLED電球を装飾=写真。幻想的な光の世界を創り出す。1月31日まで。
 地域活性化のため始めたイベントで6回目。22本の街路樹の枝1本1本を電飾で装い、花びらのように見立てた。希望者は願い事を書いた短冊を木に飾ることもできる(協賛金1000円必要)。
 点灯初日にはペンライトを持って池の周りを歩いてもらう「ヒューマンイルミネーション」を初企画した。皆で光の風景を演出するとともに「ウオーキングの聖地」として周知を図りたい考えだ。
 7日午後4時から、点灯式を行う。打ち上げ花火のほか、地元アイドルグループ「ピンクフォックス」や少年少女合唱団などのステージがある。ヒューマンイルミネーションは午後5時に開始。参加無料で当日参加も可能。
 主催するみよし商工会(鳥居鐐一会長)では「みよしの冬の風物詩として根付かせたい。池に映し出される光も魅力的」と呼びかけている。
 期間中は日没後から午後9時まで点灯する。
 問い合わせはみよし商工会☎0561-34-1234。
【九郎田宏之】

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