新三河タイムス社

愛知県豊田市にある新聞社。豊田市、みよし市の情報を発信。

新三河タイムス第4508号(2013/12/12発行)

最長老11期 倉知県議 次期「勇退表明」否定
愛知県議11期目で県議会最長老の倉知俊彦県議(82)=保見町=が「次期勇退を表明」と一部で報じられたことについて、倉知県議は本紙の取材に対して、「早期の後継選びの必要性は言ったが、勇退すると表明してはいない」と事実上〝勇退〟を否定した。
 倉知県議は11月9日の食事会も兼ねた後援会合同役員会(岩松文一後援会長=元豊田市議)で「後継者をできるだけ早い時期、来年春くらいまでに選ぶことが必要」と話したが、一部で「今期限りで県議を勇退させていただく」と勇退表明したと報じられた。
 この点に倉知県議は本紙の取材に「早い時期に後継者を選ぶことは必要とは言ったが、勇退すると言ってはいない。県議会議員定数等調査特別委員会委員長を務め、早ければ今年度中の改正など重要案件があり、任期は全うせねばならない。死に体になるわけにはいかない。後継者選びは常々言っていることでもある」と勇退表明は否定した。
 一方で、「豊田選出の県議は5期くらいは務められる人が望ましい。私は39歳で初当選したが、40代くらいの人で、市議経験以外の人。皆の信頼が得られるような人がいい」などと述べた。
 また、再来年2月に県知事選も控え、自民候補者を擁立する必要もある。同4月の豊田市議選では高橋地区で国政に転じた八木哲也氏の後任や前回選で次点に泣き空白区の美里地区の後継など倉知派の市議擁立問題も抱える。来年正月の恒例の後援者の伊勢神宮参拝にはバス1000台を連ねて実施の予定で、再来年の正月も同様に「しっかり重責を果たしたい」と話した。
【鬼頭直基】


小野田みよし市長が初登庁 久野氏勇退 職員へ感謝
市民目線で成熟したまちを

11月10日告示のみよし市長選挙で初当選した小野田賢治市長(62)=前同市教育長=が9日、初登庁し市政運営をスタートさせた。成熟したまちづくりをキーワードに掲げ「政治、行政経験はないが、挑戦する気持ち。常に市民目線で市制運営したい」と抱負を語った。任期は2017年までの4年間。一方、3期12年首長を務めた久野知英氏(70)が7日、退任。職員へ感謝の言葉を述べた。
20131212小野田さん
20131212久野さん
午前8時15分。全職員に迎えられて初登庁した小野田新市長。職務を前に今後の政策方針について考えを示した。
 産業振興や生活環境の整備など市民生活の充実を第一に見据え、総合計画の改善などに着手するとした。また、職員へは行政サービス向上のほか、あいさつが行き交う職場づくりを求め「1人ひとりがスピーディーかつ精力的に対応してほしい」と語った。
 小野田市長は同市明知町出身。愛知教育大卒。74年から教員になり、豊田市内の小中学校で校長も務めた。12年10月、みよし市教育長に就任したが、同市長選立候補のため辞職。無投票で初当選した。
 一方、7日に任期満了を迎えた久野前市長の退任式が6日、市役所であった。「大なり小なりあったものの、皆さんの協力のお陰でスムーズにやってこれたと思う。これからもみよし市発展のため尽力してほしい」。副主幹級以上の職員120人を前に感謝の言葉を述べた。
 久野氏は01年、三好町長に初当選。以降3期12年間まちの舵取り役を務めた。
 式では、これまでの市制運営を振り返ると共に、印象深い出来事として豊田市や近隣市町村との合併を選ばず、市制施行したことを挙げた。
 また、リーマン・ショックにより激減した法人市民税は26年度以降回復する見通しだとし、「安心して新市長にバトンタッチできる」と力強く述べた。同時に職員にも小野田新市長を後押しするよう求めた。
 「12年間早いようで長かった。今は安堵感が大きい」。重責から解放されたように終始穏やかな表情を浮かべながら退任していった久野氏。さっそく、農業に取り組む意欲を示し「冬場には始動する。ゆっくりはしないよ」と笑顔を見せた。
【九郎田宏之】


相乗り、自転車利用促進 小野組がエコ通勤で表彰
土木建設業の小野組(梅坪町、資本金3000万円、小野朝康社長)が豊田市で初めて、あいちエコモビリティライフ推進協議会(会長-大村秀章知事)が実施する「2013年度エコモビリティ推進表彰」を受賞した。小野社長は「今回の受賞に満足することなく、今後も改善と発展を図りたい」と話している。
20131212小野組
独自ポイントで後押し 12年度に一万五千円還元
表彰は、同協議会が昨年度から始めた。首都圏や近畿圏と比べて明らかに移動手段にマイカー利用が目立つ愛知県にあって、公共交通や自転車などを使った通学・通勤、パーク&ライドといった環境に優しい交通手段を利用する「エコモビリティライフ(エコモビ)」を実践している企業や市町村を表彰し、普及を目指している。2回目の今年は県内から5件の応募があった。
 小野組は、豊田市や市内の事業所でつくる「豊田エコ通勤をすすめる会」の会員企業。全社を挙げてエコ通勤手当を設け、通勤時の自動車の相乗り、自転車や公共交通の利用を促進する取り組みが評価された。
 活動を本格化したきっかけは、価格以外の要素を考慮して落札者を決める一般競争入札の総合評価で、市が09年度に「エコ通勤」を評価項目を加えたため。「中小らしく決断・行動はスピーディーに決めた」(小野社長)
 従業員が自転車、公共交通、徒歩、相乗りの車で通勤した場合に「オノポイント」を1-2㌽付与し、1㌽当たり50円を還元している。12年度は前年度より6750円増え、計1万5000円を還元した。社内で優良エコ通勤者を表彰するなどして後押しし、通勤手段を自動車から電車に変える従業員も出るなど効果は表れている。
 担当者の総務部係長玉岡靖代さん=日進市=は「従業員の多くが市内在住。相乗り通勤は負担にならず、車中でコミュニケーションを図る機会として大変役立っている」と説明する。
 また、会社の駐車場に車1台分のビオトープを開設するなど環境保全にも積極的に取り組んでいる。井戸を掘った作った池でメダカを育て、四季の草花や柿などの実のなる木々を植えたり、駐輪場や花壇を設けるなどして、来場者にも積極的にPRしている。
 今後については全従業員が相乗りや自転車などで通勤する「エコ通勤デー」を設けることなども検討している。
 小野社長は「特別なことではなく、従業員が負担と感じずに1人ひとりできる活動を地道に続けてきたことが評価されてとてもうれしい。新たに健康増進の面から医療関係者の協力を仰ぎ、エコ通勤をサポートしたい」とさらなる意欲を目指している。
【後藤真一】


竜神中消防クラブ 65周年表彰
日本防火防災協会 吹奏楽部 趣向凝らし啓発

20131212竜神中

日ごろから積極的に防火防災活動で活躍している模範的な少年消防クラブに贈られる「自治体消防65周年記念表彰」を受賞した竜神中学校少年消防クラブの代表者2人が4日、豊田市役所を訪れ、太田稔彦市長に受賞の喜びを報告した。
 1948年施行の消防組織法により自治体消防65周年を迎えたことを記念し、11月25日に東京ドームであった「消防団120年・自治体消防65周年記念大会」で日本防火・防災協会から表彰を受けた。豊田市のクラブか受賞したのは初めて。
 同クラブは煙体験、水消火器体験、起震者体験などの訓練を積極的に実施し、学校全体で防火、防災教育に力を入れている。特に秋の火災予防運動中に実施される市の「消防フェスタ」では吹奏楽部による演奏と合唱部のコーラスによる趣向を凝らした演出で啓発活動を積極的に行っている。また東日本大震災被災地、宮城県亘理郡亘理町の荒浜中学校と文通などの交流を継続している。
 訪れたのは鈴木勝己校長や顧問の杉浦友香講師、生徒会長の3年宮田明佳さん(14)=聖心町、元吹奏楽部部長の同小池菜月さん(15)=住吉町。宮田さんと小池さんは賞状などを見せながら報告。太田市長は「受賞おめでとう。いい経験ができたと思うので今後もさまざまな場で活躍してもらいたい」と祝福の言葉を贈った。
 小池さんは「先生や仲間と一緒に特別なことではなく、普通のことだと思いながら活動していたこともあり受賞には正直驚いた。今後行う救命講習などの活動に力を入れて取り組んでいきたい」と話した。
【後藤真一】


地元業者コラボ商品
豊田産大豆使用 にんにく味噌

20131212にんにく
豊田市稲武地区では若者が都会へと出ていく中、地元の若手事業者がそれぞれの特色を生かした特産品開発を活発化している。同地区中心部、武節町の漬物製造販売業の「小沢商店」(小沢敬史社長)と、御所貝津町の「水工房いなぶ」(安藤和央代表)が共同開発した「万能調味料・白い発芽にんにく味噌」を発売した。
 今年2月に豊田市主催で行った「とよた食と農ビジネス交流会」をきっかけに稲武の業者で共同開発したフランクフルトに続く第二弾。すでに台湾ラーメンで知られる名古屋の味仙の2店舗などで調味料としての採用が決まった。 
 豊田産大豆で仕立てた味噌に、農薬や化学肥料を一切使わず水耕栽培した発芽にんにくを漬け込んだ。にんにくは火を通しているため、においが残りにくいという。
 小沢さんによると、「風味があって食欲をそそる。青椒肉絲など肉野菜炒めの調味料や、この時期味噌おでんなど用途は幅広い」という。
 販路拡大が課題で、中華料理店などに飛び込みで営業に回っているという。
 価格は400㌘780円、200㌘420円。
 小沢さんは「地域の個店が専門店の特色をそれぞれ生かして山里から発信していきたい。商品だけでなく元気や心意気をPRしたい」と話している。
 問い合わせは、小沢商店☎82-2072。


豊田市少年少女合唱団
英ダービーで称えられた歌声響く

「明るく楽しく心と心の触れ合う市民活動のシンボル」をモットーに活動する豊田市少年少女合唱団が22日、豊田市コンサートホール(西町)で定期演奏会を行う。本番を控え、メンバーらは熱心な練習を続けている。
20131212合唱団
コンサートホール22日定期演奏会
35回記念曲「ひびかせうた」披露

同団は市民の音楽使節として1977年に発足。小学2年から20歳までの120人で構成。定期演奏会をはじめ、各種コンサート、イベントなどに多数出演し、海外合唱団とも共演してきた。01年に県芸術文化選奨文化賞受賞をはじめ、数々の賞を受けた。
 09年から3年連続、中部合唱コンクール一般A部門で金賞、03年から11年連続県ヴォーカルアンサンブルコンテスト金賞など素晴らしい成績を収めている。
 35回の記念公演となる今回は、合唱曲をはじめ、多くの作曲を手がける信長貴冨さんに委嘱した5章から成る25分間の「童声とピアノのためのひびかせうた」を披露。
 多様な命が共に生きる「共生」をテーマにした楽曲で、英米文学者で童話作家の木島始さんの長篇詩「ひびかせうた」を元にアイヌと沖縄のわらべうたを引用。日本列島両端の異民族の歌を挿入することで地球上の多様性を表現している。
 また今年8月、豊田市と英国ダービーシャーとの姉妹都市提携15周年記念事業の一環として同国を訪問した。団員45人が参加し、演奏会を含めた交流を図り、友好関係を深めた。この時のダイジェスト版で思い出をたどる「思い出のイギリス演奏曲」も見どころの一つ。
 指導者の永ひろこさんは「『ひびかせうた』はこの団のために作られた作品なので、自分たちの音楽が出せるよう日々練習を重ねてきた」と話した。
 7年間在籍する高校生の今田早紀さん(17)=古瀬間町=は「鳥の鳴き声や川のせせらぎなど自然の音を歌で表現するのが難しかった。自分たちの歌声で曲に込められた想いが客席に届くよう表現したい」と意気込みを話した。
 主催する豊田市文化振興財団の担当者、鈴木聡子さんは「保護者の協力も得て手作りした衣装を見てほしい。子どもたちも本番に向けて追い込みに入っている。素晴らしい舞台になると思う」と来場を呼びかける。
 午後3時開演。無料。要整理券。未就学児入場不可。
 問い合わせは市民文化会館☎33-7111。
【岡田さち代】

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