新三河タイムス社

愛知県豊田市にある新聞社。豊田市、みよし市の情報を発信。

新三河タイムス第4511号(2014/01/09発行)

景気回復に期待感 豊田・みよしで新年あいさつ会
豊田市とみよし市の恒例の新年あいさつ会が6日朝あり、新年を迎え、太田稔彦豊田市長と小野田賢治みよし市長が昨年を振り返るとともに、今年の市政運営に対する思いを述べた。国会議員、県議、市議や各種団体トップ、区長、市幹部らが元気な姿で顔をそろえ、和やか雰囲気の中で交流を深め、握手をし合いながら互いに新たな決意を誓い合った。
市長が14年の市政運営語る
20140109太田市長 20140109小野田市長
豊田市のあいさつ会は市民文化会館(小坂町)であり、「平成17年の合併から10年目を総括し、『未来の普通』を目指しチャレンジ精神でアンテナを高くし、横の連携を高めたい。夢と希望に満ちた1年としたい」と決意を語った。
 名誉市民の加藤正一元市長、浦野烋興元代議士、鈴木公平前豊田市長らが来賓出席。太田市長は来年度迎える合併10年目について「未来志向型で元気で明るく、将来に希望が持てる総括に努めたい。特に支所では日々試行錯誤を繰り返す10年だったと思うが、全庁にわたって足下を見つめ直す総括をしたい」と決意を述べた。
 未来の普通については「入庁時にワープロが導入され、まさか1人1台のパソコンを持つ暮らし方をするとは思いもしなかった。私たちの未来は変化の中でいろいろなことが普通になっている。職場でも遠い将来ではなく、一体何が普通の状態になっているのか見極めることが必要で重要な時代。それを見極め、戦略を立てることを肝に銘じたい」と述べた。
 みよし市のあいさつ会は市役所であり、昨年12月10日に新市長に就任した小野田市長があいさつした。公務に就いて約1カ月。充実した毎日を過ごす反面、プレッシャーを感じていることも明かし、「これからは市民との対話を重視。明るく、住みよく、元気のあるまちにするため『誠実、挑戦、飛躍』をモットーに施策展開したい」と決意を新たにした。
 古本伸一郎議員は2045年に大阪-東京間を開通予定のリニア建設が計画から運用開始まで70年近くかかることを引き合いに出し、「政治が物事を決めてから行政が運営するまで膨大な時間を要する。人口減少時代で狭い日本で必要性の有無は委ねる。みよし市は昨年、新生小野田丸が誕生した。ぜひスピード感あふれる行政を」と注文した。
 一方、八木哲也議員は市制施行から5年目を迎える市を発展途上とし、今年を飛躍の年と位置づけた。「新市長も誕生し百年の計を立てる時期。しっかりと未来を見据えた人材育成をしてほしい」と力説。「今年は午年。皆さんの1年が上手くいくように」としめた。
【後藤真一・九郎田宏之】


多治見に3月テストコース トヨタ紡織
20140109THUトヨタ紡織
トヨタ系自動車部品製造販売のトヨタ紡織(刈谷市豊田町、豊田周平社長)は3月、岐阜県多治見市笠原町で工事を進めているテストコースを備えた「多治見技術センター」をオープンする。
 トヨタ紡織グループは世界トップレベルの自動車内装・フィルターメーカーとして、実車走行による動的評価を行う独自のテストコースの新設を、岐阜県多治見市と土岐市にまたがる土地に決定し、2011年8月に立地協定を締結。12年4月から工事を進めてきた。「テストコース新設で技術部門をはじめ、企画・営業部門などプロジェクトに関わるすべての関係者が迅速かつ現地現物で評価でき、お客様に心から魅力的だと感じてもらえる製品を開発することが可能になる」(同社)。
 多治見技術センターは、敷地面積約36万平方㍍、テストコース面積約14万平方㍍。テストコースは周回路全長1800㍍、うち直線700㍍。多種多様な路面を再現した特殊路約200㍍を配した。投資額26億円。
 豊田社長は「ドライバーとクルマが一体となり評価できるこのテストコースを最大限に活用し、『世界ナンバーワンのシート、内装部品、フィルター・パワートレイン機器部品』を開発したい」と話している。
 研究拠点である豊田市の猿投工場(亀首町)から東海環状道を利用すれば近く、開発の迅速化が期待できる。
【後藤】


45年社会派演劇
劇団「演集」演出家 土屋隆司さん

戦後間もない1948年に名古屋で創立された劇団演集の演出家、土屋隆司さん(66)は豊田市下林町出身。劇団のメンバーは勤労者が中心で、土屋さんも労働基準監督署職員をしながら45年前に劇団に関わり、演劇活動を続けている。25、26日の名古屋市・愛知県芸術劇場での定期公演を控えた土屋さんに話を聞いた。
20140109土屋さん1
下林町出身豊田西高卒 14・15日定期公演
根川小、朝日丘中、豊田西高を卒業して労働基準監督署職員になり、66年4月、名古屋市に。同年、民芸公演の「イルクーツク物語」(奈良岡朋子ら出演)を観て「演劇をやりたい」と、同市内にあった「演集」の門を叩いた。研究所で1年間勉強して、25歳の時に劇団員になった。
 劇団は勤労者がメンバーの48年設立のアマチュア劇団で、当時は東区・東新町の寺の本堂を借りて週1回、稽古をしており、年2回定期公演。本番近くになると稽古は1日置きくらいに増える。団員は40人ほどで役者は3分の2くらいかな。初めは当然、チョイ役。
 その後、名古屋市内のほか、半田、豊橋などの監督署に勤務。結婚は69年。70年代後半に西区庄内通の現在地にあった倉庫を買い取って稽古場兼事務所に。
 90年ごろから大きな役をやるようになったが、00年ごろから演出に回った。
 劇団運営は赤字にならないようチケット販売など苦労は耐えなかったが、演劇が好きだったし、劇場を出ても何かが残る社会派の芝居を観せたいと思ってここまでやってきた。
 現在は劇団員7人。毎回、考え考えやっているが、すべてがうまくいくわけでない。自分の中で葛藤もあるし役者とぶつかる時もある。切磋琢磨。ただ、客には敏感に伝わる。だから、ここあそこを直しておけばよかったと思うことはしょっちゅう。逆に言えば、良かったと思ったらおしまい。
 最近は、不倫夫婦の日常や、原爆問題をじんわり伝える松田正隆の〝静かな演劇〟が好きだ。
 今回演る「冬のアフリカ」は年金生活者の47年ぶりの同窓会に派遣時代の若者が混ざって世代間対立も起きる活喜劇。地元の他劇団の客員の応援を得て公演する。
 まだまだ多彩な社会派劇をやるつもりだ。
 「冬のアフリカ」公演は25、26日午前11時、午後2時からの計4回公演。一般2500円、中高生1200円(当日2800円、1500円)。
 問い合わせは劇団演集☎・FAX052-524-5975。
20140109土屋さん2
【鬼頭直基】


自社技術の応用が重要
横山興業 カクテルシェーカー開発

20140109横山興業
とよたイノベーションセンター(豊田高専内)主催の「公的資金を活用、さらなる飛躍を目指す」と題した中小企業向けセミナーがこのほど豊田商工会議所(小坂本町)であり、横山興業(千石町)の横山栄介専務が講演した。国や県からの補助金の活用法や新商品開発など自社の取り組みを紹介。市内各分野の企業から約50人が参加し、熱心に聞き入った。
 横山興業は1951年創業。自動車部品のプレス、溶接加工を中心に建築資材の加工などを手がけている。
 講演では中小企業が生き残るひとつの切り口としてイノベーション(技術革新)を挙げた。「ポイントは顧客価値の創造と売れる仕組みの構築。それが利益を生み継続の原資になる。同時に事業化につながる。その上で自社技術を活かし、派生させることが最も重要だ」と訴えた。
 横山氏は一例として同社が昨年11月に販売開始した新商品「カクテルシェーカー」を紹介した。自動車部品加工で培った金属の研磨技術を応用した新商品で、内部を0・1㍈単位で研磨し、飲料にかかる摩擦ロスを低減。滑らかな口あたりを極限まで追求した。
 開発の経緯について横山氏は「自社技術が活かせる金属であることを重視した。調理器具事業への進出は異業種だからこそ大胆に思い切ったことができる。ただ本業に影響しすぎない範囲で行うことが重要だ」と話した。
 また、補助金の上手な活用法は最終ビジョンを見越して取り組むことだと強調し、「補助金があるから新しいことをやるのではなく、自分がやりたいことを補助金が後押ししてくれるという根本的な考えが大切」と熱っぽく語った。
【九郎田宏之】


Xmasに三輪車贈る
元F1レーサー中嶋さんら こども発達センター訪問

20140109こども発達センター
元F1レーサーの中嶋悟さんとカーリース会社ジャパンセンターリース(岡崎市柱)の長澤拓宜社長、三好スイミングアカデミー(みよし市三好町)などを経営するシオヤキャッスルの塩谷泰羊社長がクリスマスイヴの24日、豊田市西山町のこども発達センター(高橋脩センター長)を訪れ、通園する親子にプレゼントを渡した。
 世界の子どもたちに「笑顔と喜びを」を合言葉にリース代の一部で社会貢献活動を実施しているジャパンセンターリースは、毎年クリスマスに福祉施設の子どもたちにプレゼントを贈っている。今年は日ごろ取引のあるシオヤキャッスルを通じてセンターを訪問し、子どもたちが乗って遊べる車と小ぶりの三輪車が贈られた。
 贈呈式には豊田とみよし市から通う聴覚や身体に不自由がある就学前の子ども、対人関係の発達に支援が必要な幼児と保護者約80人が集まり、プレゼントを受け取った。
 中嶋さんは「みんなが元気に遊んで活用してほしい」とあいさつ。保護者代表で飯坂大輝君(6)=鴛鴨町=の母・飯坂かおりさんは「とてもいい思い出ができた」と感謝の言葉を述べた。
 また、塩谷社長から菓子とマグカップがプレゼントされ、「クリスマスイヴが素敵な1日になればうれしい」と話した。
 長澤社長は「地元の児童福祉に貢献したい」。センター管理担当の溝口理知子さんは「マグカップは毎日忙しい母親がホッと一息つく時間に使え、車は『ブッブー』『とおりまーす』など自然に言葉が出るきっかけになるおもちゃなのでうれしい」と話した。
【岡田さち代】

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